「歯の色って200人いたら200色あんねん」と歯科医師・石井さとこさん。あなたの歯はイエベ? ブルベ?【40代・50代、ご機嫌な口もと】
「自分に似合うパーソナルカラーは、歯にもあるんです」と語る、歯科医師・口もと美容スペシャリストの石井さとこさん。パーソナルカラーで、歯のホワイトニングにかかる回数も変わってくるのだそう。あなたの歯はイエローベース? それともブルーベース?
「秋が深まって来ました。夕暮れも早くなり空には真っ白な美しい月が輝くのを目にする事ができますね。 月を鑑賞しながらいつも思うのは、白い色のインパクト。夜空とのコントラストもさることながら、白って控え目どころか相当強い色です。一見、個性が無いように見えて実は相当主張する色です。 そう、私達の口の中にも白い色がありますよね。歯です」(石井さとこ先生)
歯にもパーソナルカラーがあるんです
「白って200色あんねん。有名なタレントさんが言い、話題になった言葉ですが確かにそうかも。洋服も、真っ白な白衣調から石灰の白さ、アイボリー等、白い色のバリエーションは豊富ですよね。実は歯も同じなんです。 長年、歯のホワイトニングを手掛けていくうちに見えてきたのは、『歯の色って200人いたら200色あんねん』です。同じような色合いであったとしても、歯によって違う。もっと言うと、同じ人なのに前歯、八重歯と色が違ってたりトーンも違う。歯の部位により異なった白い色があることも多いです。 歯のホワイトニングを施術する時に留意するのは何回くらいで目標の白さに到達できるかどうかですが、この時に歯のシェード(明度)を測定し、おおよそのホワイトニング回数を出します。回数も個人差があり、歯のシェードが濃い色、主に茶系の白やオレンジ系の白さの歯はイエロー系やグレー系の歯よりもホワイトニングの効果に時間がかかることがあります。 なので○○さんは2回で白くなったのに、私は5回もかかった…。なんてことがあるのは仕方ないこと。他人の白さは羨まず、自分なりのマイ白さを磨いて行くことが歯や口もとの健康を向上させると思います。ホワイトニングは虫歯予防にも貢献しますからね」