浴室で観葉植物を育てるのはNG? 飾り方のポイントや適した品種をプロに聞いた
インテリアとして人気の観葉植物。お部屋以外に、みずみずしいグリーンが浴室にあれば、よりリラックスしたバスタイムになりそうですよね。実際に、観葉植物を浴室で育てるのは可能なのでしょうか。フラワー&グリーンコーディネーターののなかりえこさんに、お話を伺いました。 【写真】さわやかでゴージャス! プロの技が光るグリーンアレンジ ◇ ◇ ◇
耐陰性がある植物でも終日暗いと枯れてしまう
浴室に観葉植物を飾ることについて、結論からいうと、おすすめめはできません。窓があったり、照明が常についていたりする環境であれば、もしかしたら枯らさずに保てる可能性はありますが、窓がない場合は観葉植物を飾っても、徐々に弱ってしまい難しいでしょう。 浴室は、使用直後に湿度が急激に高まります。そうした環境に鉢植えを置いておくと、土がなかなか乾かなくなり、カビや病気が発生する場合もあります。また、換気扇を稼働している状態では、部屋よりも空気の流れがあり、意外と意外と乾燥しやすい特徴も。 さらに、シャワーの湯やシャンプー、石けんなどが植物にかかることもあります。うっかり土をこぼしてしまうと衛生的にも良くありません。
どうしても浴室に飾りたい場合のポイント
それでも、やはり浴室に飾りたい場合は、サボテンなど乾燥を好むものは避けて、耐陰性と湿度に強いものを選びましょう。ただし、耐陰性があっても一日中暗い場所に置いていると、植物は枯れてしまいます。 そこで浴室には飾りっぱなしにはしないで、定期的に明るい場所に移動するのがおすすめです。たとえば、1つの観葉植物ならば1週間のうち2~3日は浴室から明るい場所に移動させるのも手ですが、複数のお気に入りの観葉植物をそれぞれ3日ずつくらい浴室に飾ることでローテーションさせるのも良いでしょう。 湯などがかからない高い場所に飾り、土の代わりに水苔やハイドロボールに植えると衛生的です。植物の状態をよく観察して、弱っていないかを早めにキャッチしてあげましょう。
浴室にローテーションで飾るのにおすすめの植物
複数をローテーションで浴室に飾るのであれば、次の植物はいかがでしょうか。それぞれ耐陰性がある植物ではあるものの、やはり浴室に長期間置いておくと弱ってきますので、前述の飾る際のポイントを押さえて、浴室をさわやかな空間にしましょう。