F2奮闘中の宮田莉朋、ヨーロッパでの戦いに身を投じて感じた“文化の違い”とは?日本とのギャップに言及|WEDNESDAY F1 TIME
2024年、F2での戦いに身を置いているロダン・モータースポーツの宮田莉朋が、現状について語っている。 【動画】ドイツ在住の宮田莉朋、実況担当のサッシャ氏から「Sprechen Sie Deutsch?」と聞かれるも「全然わかんないです」 宮田莉朋は『DAZN』の『WEDNESDAY F1 Time #12』にリモート出演。番組MCのサッシャ氏、解説の中野信治氏がインタビュアーを務めた。 2023年はスーパーGT、スーパーフォーミュラと日本におけるトップコンペティションでダブルタイトルを手にした宮田。今季はヨーロッパを主戦場とし、F1昇格を目指してF2で戦っている。また、F2の他にも2024ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ、FIA 世界耐久選手権、IMSA・ウェザーテック・スポーツカー選手権など複数のシリーズで奮闘中。
宮田はドイツ・ケルンの自宅からリモートでインタビューに応じ、F2での現状について語った。 F2開幕戦のバーレーンでは、いきなり予選で6番手タイムをマーク。4番手の僚友ゼイン・マローニとわずか0.021秒差と初の予選から存在感を示した。だがレース1ではスタート直後に加速できず、大きく遅れる状況となった。 宮田はこのスタート時について、練習がほとんどできないまま、ぶっつけの本番だったと明かしている。 「スタートでは制御とか、クラッチが全く動かなくて。このレース前も、練習も。(担当)エンジニアも“わかんないけど、とりあえず大丈夫”みたいな。なんか投げやりでした。僕は僕で、自分でやれることをやるよって言ってやったんですけど、全然ダメで」 「だからちゃんと準備していれば、絶対良いレースができたなって。今でもちょっと後悔していますね」
バーレーンのスプリントレースで宮田は後方から巻き返し、ポイントまであと一歩の9位フィニッシュとなった。本人は「レースペースはチームメイト(ゼイン・マローニ)が優勝していたんで。いいクルマだったっていうのは間違いない。しっかり準備ができていればっていう感じでした」と、悔やむ初戦だったと口にしている。 翌日のフィーチャーレースで宮田は9位フィニッシュとなり、F2初ポイントを手にした。このときについては「1コーナーの位置取りが悪くて。あと、タイヤ戦略が(他のライバル勢と)違う戦略でいったので。ちょっとそれが個人的にもったいなかった。僕は(F2に)新しく参加している身なので。エンジニアに任せたっていうのはありましたけど、それもいい経験になったかな、という感じですね」と振り返った。 実は宮田と中野信治氏はこれまで話したことがなく、この番組内でのインタビューが事実上の初対面だったという。その中野氏から“日本でずっとやってきてからヨーロッパに行って、ヨーロッパのエンジニアやメカニックとか、仕事の進め方とか、エンジニアの能力とか(日本とは)どんな違いを感じているのかな?”と質問が飛んだ。
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