笠原和夫が描いた集団抗争劇『十一人の賊軍』混沌の地、新発田で立ち回る追加キャスト情報が公開!
実力派俳優の山田孝之と仲野太賀がW主演を務める『十一人の賊軍』(11月1日公開)。このたび、追加キャスト15名が解禁された。 【写真を見る】菩薩と龍の刺青が大きく彫られた山田孝之の背中が圧巻のファーストルック 「日本侠客伝」シリーズ、「仁義なき戦い」シリーズなどを手掛け、東映黄金期の礎を築いた脚本家、笠原和夫が1964年に執筆した幻のプロットを映画化する本作。明治維新の中で起きた“戊辰戦争”の最中、新発田藩で繰り広げられた歴史的事件、奥羽越列藩同盟軍への裏切り=旧幕府軍への裏切りのエピソードをもとに、笠原は11人の罪人たちが「決死隊」として砦を守る任に就く物語を創作。笠原が手掛けたプロットを、企画、プロデュースの紀伊宗之と白石和彌監督、脚本の池上純哉たち「孤狼の血」チームが受け継ぎ、令和に新たな集団抗争劇として誕生させた。 今回、思惑渦巻く新発田で立ち回る総勢15名の追加キャストが発表された。罪人たちとともに決死隊の一員となり、砦を守る新発田の藩士として田中俊介、松尾諭が、新発田藩の若殿に柴崎楓雅。領地が戦火に見舞われぬよう立ち回る家老、溝口内匠(阿部サダヲ)の部下として佐藤五郎と吉沢悠が脇を固める。 対外勢力として、新発田藩に官軍との戦いを迫る米沢藩士、奥羽越列藩同盟の新潟総督と参謀を、それぞれ松角洋平と駿河太郎といった実力派俳優たちが演じるほか、新発田を追い詰める山縣狂介(玉木宏)率いる官軍側には山縣の右腕となる土佐藩士、官軍先鋒総督府の軍監を浅香航大、側近を佐野和真が。先遣隊隊長には安藤ヒロキオ、その腹心2名に佐野岳とナダルが扮する。 激動の時代を生き抜く女性たちのドラマも描かれる本作。内匠の妻と娘に西田尚美と木竜麻生、そして政(山田)の女房、さだ役に長井恵里といった実力派俳優たちが集結した。 また、本作の音楽を「新しい学校のリーダーズ」など音楽グループのサウンドプロデュースから、劇伴の楽曲提供まで幅広いジャンルを手掛ける松隈ケンタが担当する。「仮面ライダーBLACK SUN」の縁がきっかけで、白石監督と2度目のタッグとなった。さらに、賊たちの生き様を盛り上げる重厚な音楽にはまだ隠された情報があるとのこと。 新政府側と江戸幕府、どちらにに付いても戦いを避けることができないという窮地に陥った新発田で、罪人たちが見せる戦いや葛藤をぜひ劇場で見届けてほしい。 文/サンクレイオ翼