千賀滉大、PS次回登板が確定!メッツ完勝で王手「マナエアが全てをやってのけた。それがこの試合のストーリーの全てだ」7回1失点、6KでPS自身初勝利
◇8日(日本時間9日)ア・リーグ MLB地区シリーズ第3戦 メッツ7―2フィリーズ(ニューヨーク) メッツ(第6シード)は地元の地区シリーズ第3戦でフィリーズ(第2シード)に勝利。5回戦制のシリーズを2勝1敗とし、リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。第4戦は9日(同10日)、当地で行われる。 エース左腕が大仕事をやってのけた。ショーン・マナエア(32)は直球系の平均球速こそ148キロと平均的だったが、投球板の最も一塁側を踏んで左のサイドハンドから繰り出すクロスファイアを効果的に使い、7回3分の0を3安打1失点、6奪三振。ポストシーズン(PS)自身初勝利を挙げた。 7回無死一塁で降板。全米中継局FS1のアダム・アミン実況が「これでこの球場は大盛り上がりになるはずです」と語った通り、メンドーサ監督にボールを渡してベンチへと歩き始めると、4万4093人のホーム満員観衆はスタンディングオベーション。背番号「59」は帽子を取るとスタンドに投げキッスをし、これに応えた。 同局のA・J・ピアジンスキー解説者は「マナエアが全てをやってのけた。それがこの試合のストーリーの全てだ」と称賛。相方のアダム・ウェインライト解説者も「今夜のマナエアのパフォーマンスは大きい。メッツはこれが本当に必要だった」とうなずいた。 米メッツミューズは「われわれのエースがシーズン最大の試合で信じられない仕事をしてくれた」。米放送局MLBネットワークは「マナエアはクイーンズ(メッツ本拠地の地区)で『ELECTRIC(電撃的)』だった」と報じた。 今季はチームと自身でともに最多の12勝(6敗)を挙げ、防御率3・47。登板した試合はチームの勝率が・719(23勝9敗)。32歳にして完全開花したメジャー9年目のシーズンだった。 メッツの千賀滉大投手(31)は、今シリーズが最終第5戦までもつれれば先発登板が予定されている。第4戦で勝ち抜けを決めた場合も、次のリーグ優勝決定シリーズでの先発が見込まれている。
中日スポーツ