今後も広告取り下げなどが検討中…性加害疑惑に揺れる松本人志が直面する「スポンサー離れ」のリスク
お笑い界を牽引し続けた大御所に大きな疑惑が持ち上がったのは、昨年末のことだった。 12月27日発売の『週刊文春』が、ダウンタウン・松本人志(60)とスピードワゴン・小沢一敬(50)らによる一般女性への性加害疑惑を報じた。一方で松本の所属事務所・吉本興業は早々に事実無根と完全否定。法的措置を検討する構えを見せるなど両者の主張は真っ向から対立している。騒動収束のメドはいまだに見えぬ中、ここにきて事態は新たな局面を迎えた。 【画像】やばい…松本人志が”ニヤリ”と車中から女の子を物色「後輩芸人とナンパ」現場写真 「性加害疑惑加担を囁かれた小沢と当該女性とのLINEのやり取りのスクリーンショットとされる画像などを『週刊女性Prime』が5日に公開しました。記事も『文春』に対する反論とも取れる内容だった。松本自身が同記事画像を引用し、自身のX(旧Twitter)で『とうとう出たね。。。』と投稿しました。一方で、同日には『文春オンライン』が別の被害女性の告発記事を公開。事態はさらに混迷を極めています」(スポーツ紙芸能デスク) 年末年始から芸能界を騒然とさせている松本の性加害疑惑。そんな中で、周囲は対応に追われている。特に関係の深かった各テレビ局の動き出しは早かった。 フジテレビは12月29日放送『人志松本の酒のツマミになる話 2時間スペシャルin福岡』で、日本テレビは4日放送『ダウンタウンDXDX』で、番組CMの一部をACジャパンなどのCMに相次いで差し替えた。さらにNHKは3日放送予定だった小沢司会の『言葉にできない、そんな夜。』正月スペシャルの見合わせを発表。今後の放送予定についても未定と説明した。 大手広告代理店関係者が、一連の騒動の影響を指摘する。 「ACジャパンのCMは、基本的に広告収入が発生しないものになります。年末年始特番というかき入れ時での広告キャンセルは極めて異例で、局や広告代理店には大打撃です。それでも差し替えざるを得なかったのは、スポンサーから『提供NG』が出た可能性がある。旧ジャニーズ事務所の性加害問題の対応で後手を踏んだ形のNHKの初動が早かったことも、事態を重く捉えている証拠だと思います。民放各局や番組スポンサーなども同様の流れが続く可能性は否定できません」 民放キー局関係者は、番組の差し替えなど、今後の可能性を示唆する。 「松本さんや小沢さん関連のレギュラー番組などの差し替え諸々を含めて、各局とも年末から緊急会議を開いています。あくまで今のところ差し替えは聞いていませんが、旧ジャニーズ問題と同様に、社会問題へ発展した場合は、各局とも厳しい対応に迫られるでしょう。 ある局では、今後もCMをACジャパンなどに差し替えることが検討されていると聞きます。今後もCM取り下げが続くようであれば、スポンサーから番組へさまざまな意向が上がる可能性もあります。そうなれば各局とも動かざるを得ない。これからの状況によっては二人のレギュラー番組が次々終了する……といったことも、あり得るかもしれません」 現時点では騒動の真偽について定かではないものの、各局や番組スポンサーなどは早々に懸念を示し、動向を注視している。果たしてどのような展開を見せるのか。
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