iPhone 16 対 Pixel 9。無印モデルでどっちがすごいか戦ってみた
第4試合:AI
2024年、AI勝負なくしてスマホは語れない時代になりました。 iOS 18リリースで、Apple Intelligenceを少しですが味わえるようになりました。まずはAIが得意とする文章の要約やメールのサポート。 メールアプリの要約ボタンは20件スレッドのメールを数秒で1段落ほどにまとめてくれました。メモもキーポイントに分けて要約もしてくれます。書く方のサポートは、仕事系・簡易系・フレンドリー系とトンマナを選んでの執筆が可能。GoogleのGemini同様、Apple Intelligenceも通話記録からの文字起こしなどもできます。 写真アプリでは、テキストで目当ての写真の検索が可能。編集のClean Up機能で、撮影した写真から不要なものを削除することもできます。 Siriとのトークでは、家の近所にある誕生日ディナー向けのフレンチレストランをリストアップしてもらいました。音声コントロールが好きな人にはぴったりな機能。Siriはアシスタントとして前から存在していますが、AI強化でより賢く親しみやすくなるのが魅力。喋らなくても、テキストでSiriとコミュニケーション取るのもあり。 ただし、今後リリース予定の画像生成などのAI機能が来ないことには、真価についてはなんとも言えず。 対するGoogleのGeminiは、AI業界をリードする存在です。要約やライティングサポート系のAIが得意とするところはもちろん、PixelにおけるGeminiは写真編集が魅力。 消しゴムマジック系編集は、テキストでも画像の再構築が可能。Add Me機能は、撮影者を変えて2枚撮った画像をうまいこと1枚にまとめてくれる機能で、誰も置いていかない集合写真を撮れるのが大きな魅力。Zoom Enhance機能は、ズームした時の荒さをAI生成が補ってくれます。情報記録としてのスクショを整理してくれるPixel Screenshotsも注目です。 スタートラインとして、現時点では両者のAIを無料で使用することができますが、今後は有料化されていく可能性も。少なくともGoogleでは、すでに高位機能はGemini Advancedとして有料提供。 現時点で使える機能が多いという点で、ここはGoogleの勝ち。 勝者:Pixel 9