国指定北アルプス鳥獣保護区、毛勝三山周辺が新たに指定。絶滅危惧の「ライチョウ」目撃情報を受け拡大
ヤマップは、環境省が新たに富山県魚津市と黒部市の間にある山岳群・毛勝三山周辺を11月1日に国指定北アルプス鳥獣保護区に指定したと発表した。 【画像】指定されたエリアの拡大図 同社が提供するライチョウの生息域を可視化する「ライチョウモニター」に登山者から寄せられたライチョウの家族と思われる目撃情報を受け、環境省がライチョウの繁殖を確認できたことが要因。 「YAMAP(ヤマップ)」では登山者が投稿した写真の撮影位置を特定し、日本地図上に表示する機能と、AIを活用した画像識別機能によりライチョウの目撃情報を日本地図上に見える化している。 ライチョウは2012年に、環境省のレッドリストで絶滅の危険が増えている「絶滅危惧Ⅱ類」から、絶滅の恐れの高い「絶滅危惧IB類」に格上げされ、現在も、生存が危ぶまれている高山帯特有の生物種。
トラベル Watch,編集部:二村 茜