パリでやりたい4つのこと|パリ在住エディターおすすめの最旬おしゃれアドレス
知的なバー「クラヴァン」でカクテルをたしなむ
サンジェルマン・デ・プレの歴史的な文学地区の中心部にある、ラグジュアリーなカクテルバー「クラヴァン(Cravan)」。始まりは2018年、フランク・オードゥーがパリ16区の歴史的建築の地上階にオープンした小さなカクテルバー。その人気バーと「モエ・ヘネシー」グループが提携し、17世紀築の建物内部を全面改装ということで、オープン前から話題に。2023年にオープンするなりパリジェンヌの間で瞬く間に話題が広がり、連日、業界人やおしゃれなパリジェンヌであふれている。
5階建ての300平方メートルの全フロアをふんだんに使い、各エリアで異なる雰囲気を演出。地上階は現在でも営業している元祖「クラヴァン」のスタイルを反映したカクテルバー。天井や床には17世紀の装飾がそのまま残されており、アールヌーボーの要素が感じられる。1階はマーブルとミラーが織りなすよりモダンな雰囲気のバー。さらに上には、ニューヨークの有名出版社「リッツォーリNY」があり、ファッションやアートに特化した本が並んでいる。「17世紀のサロン」がテーマの3階は、アーティスティックで大人っぽいムードの空間に。ルーフトップには招待制のアトリエとミニキヨスクがあり、夏には脇の壁をスクリーンにして映画を観られるという。
「モエ・ヘネシー」の豊富なワインやスピリッツを使ったクラシックカクテルやシグネチャードリンクはもちろん、各フロアごとに異なるカクテルと料理のペアリングが楽しめるので何度も訪れたくなる。単なるカクテルバーの域を超えて、交流の場としても愛される「クラヴァン」でパリジェンヌ気分に浸ってみては? ■INFOMATION 住所/165 Bd Saint-Germain, 75006 Paris 営業時間/12:00~0:00 定休日/日曜日、月曜日
「ギャルリ パラディ」でヴィンテージクルーズ
インテリア好きにぜひおすすめしたいのが、パリ10区にある「ギャルリ パラディ(Galerie Paradis)」というヴィンテージのインテリアアイテムを中心に扱うギャラリー。かつての陶器工場を改装して作られ、2023年にオープンした「ギャルリ パラディ」は、ヴィンテージとコンテンポラリーデザインの融合をテーマにした空間。天井が高く、広々としたフロアに多様な家具やオブジェクトが巧みに配置されており、従来のギャラリーとは違う開放的な雰囲気を放つ。