先発し、力投するＤｅＮＡ・松本隆

◇５日　中日―ＤｅＮＡ（バンテリンドームナゴヤ） 　ＤｅＮＡの４年目左腕、松本隆之介投手（２２）がプロ初登板で先発し、５イニング６安打２失点でプロ初勝利の権利を持って降板。だが、６回にリリーフした坂本裕哉投手（２７）が先頭の細川への２球目を同点被弾し、初勝利はお預けとなった。 ◆DeNA京田から花束を贈られる中日大島【写真】 　松本は横浜高から２０２１年にドラフト３位で入団。イースタン・リーグで今季１９試合登板、３勝１敗の成績を残し、１軍で初登板、先発のマウンドに上がった。１回に打線が先制したものの、直後に四球と連打で同点とされた。打線が再び２点のリードを奪った４回に田中の適時打で１点差とされたが、５回まで粘り、初勝利の権利を持って降板した。 　しかし、６回から２番手登板した坂本が先頭の細川に１ボールからのチェンジアップを左翼席に運ばれる同点被弾。松本にとっては交代からわずか２球で勝利投手の権利が消える展開となった。 　Ｘ（旧ツイッター）では「松本隆之介よう投げたよ」「松本お疲れ様」「５回２失点でまとめてくれたのデカい」とねぎらうポストとほとんど同時に「松本くんの勝ちが…」と嘆くポストが続出。「初勝利秒で消えてて笑えん」「次があるよ頑張ろう」と降板直後に初勝利消滅となった松本に同情するコメントが寄せられた。打ったのが２２年までＤｅＮＡに所属した細川ということもあり「細川が松本隆之介の初勝利を消すとか、色々因縁すぎて」と複雑な心境を吐露する声もあった。