11月26日は「いい風呂の日」 冬場に多発する“ヒートショック”に注意…その予防法は?
サウナに出入りする際は特に温度差に注意
浴室内にもヒートショック対策が―― Q.ウォーターサーバーの位置も工夫している 「浴室内風呂の中央に、どなたでも目につく場所に置いているので、水分補給をまめにできる場所に設置している」(山元店長) ほかにも、サウナに出入りする際は特に温度差に気を付ける必要があるといいます。 「サウナは80℃を超える設定温度で、お風呂より(外との)温度差が大きいので、ぬるいお風呂から順に入って体をしっかりと温めて、体の水分をふき取ったうえで、お楽しみいただくのが理想」(山元店長) またヒートショックに注意して、正しいお風呂の入り方をしてほしいと話します。 「気温が下がってからの方が需要が高くなるので、正しい入り方を理解したうえで、ご入浴を楽しんでいただければ」(山元店長)
ヒートショックの予防法は?
東京都市大学の教授で「お風呂ドクター」の早坂信哉さんに、ヒートショックの予防法を聞くと―― 「一番大事なのは、実は温度差をなくすということになる。脱衣所を温めてほしくて、リビングとの温度差は5℃以内に。1回入浴すると800mlも脱水になるという研究もある。あらかじめ(水を)飲んでおくことがとても大事で、入浴する前に飲んでおく、入浴後もコップ1杯2杯の水分をとる」(“お風呂ドクター” 早坂信哉さん) 麦茶や牛乳、イオン飲料でも吸収がいいとのこと。
お湯のかけ方にもポイントが…
お湯のかけ方にもポイントがあるといいます。 温泉宿の電話予約サービスを展開する「ゆこゆこ」が行った調査では、最初にかけ湯をする部位について「腹から下」、「首から腹」、「背中から腰」と、4人に1人が体の中心部から、かけ湯をしている結果となりましたが、早坂さんが指摘するポイントは―― 「かけ湯はあくまで体をお湯に慣らすことが目的なので、急に体の中心にかけてしまうと、かけ湯そのもので体がびっくりしてしまう、血圧が上がってしまう可能性があるので、手足の末端から少しずつかけることが大事」(早坂さん) サウナの後も、いきなり水風呂に入るのではなく手足の末端から水をかけ、水風呂の温度に慣らすことがヒートショックの予防につながるということです。