竹田市など舞台に坂西未郁監督が長編映画撮影へ 2代にわたる家族の記憶と記録が織りなす物語 出演する市内の小学生や県民を募集
大分県竹田市を中心に来年、坂西未郁(みいく)監督の長編映画が撮影される。九州と東京を主な舞台とし、2代にわたる家族の記憶と記録が織りなす物語。出演する市内の小学生2人や県民を募集している。 市と企画・製作会社「リトルモア」によると、坂西監督は1992年生まれ。これまで短編映画などを手がけ、京都造形芸術大在学時に製作した「すこしのあいだ」「夜のこと」で受賞経験がある。今回の作品が長編デビューとなる。 坂西監督らは映画製作を前に全国各地の野焼きを下見。竹田市にも訪れ、「広大な草原で野焼きが実施されており、素晴らしい」(同社)として撮影地に選んだという。 撮影期間は来年2月中旬から3月上旬を予定。出演する俳優は明らかになっていない。 劇中で卒業写真に収まる児童の役は、市内の小学5、6年生を対象に募集。男女それぞれ1人ずつで、来年1月12日に市内でオーディションをする。専用フォームから応募し、締め切りは今月23日。時間と会場は後日、連絡する。問い合わせは市商工観光課(0974-63-4807)。 同課の佐藤禄恵課長は「映画を通して竹田が広く知られ、聖地巡礼のように多くの人が訪れてくれれば」と話した。 <メモ> 市内を中心に県内全域から応募できるのは▽トラックで休む人(対象・30~40代男性1人)▽小学校の先生(20~30代女性1人)▽ウエディングフォトに付き添う友人(20代の男女複数人)▽小学生やレストランの客、葬儀列席者などのエキストラ―。演技経験は問わない。氏名、年齢、身長、居住地、全身と上半身の写真2枚、希望する役(複数可)、電話番号、メールアドレスを「坂西組新作映画 出演者応募」との件名で製作会社「リトルモア」にメール(memoriesmovie2025@gmail.com)で今月20日までに送る。