ドイツ代表はGK大国ではなくなった? EUROへ38歳のノイアーがリスクになるとの不安も「集中力を維持できなくなった」
ノイアーも全盛期は過ぎてしまったか
今夏のEURO2024を開催国として戦うドイツ代表は、16日に代表候補メンバーを発表している。 その中で気になるポジションの1つがGKだ。数年前までのドイツはGK大国との印象もあったが、今は少々異なるだろう。 今回招集されたのはバイエルンGKマヌエル・ノイアー、バルセロナのマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン、ホッフェンハイムのオリヴァー・バウマン、シュツットガルトのアレクサンダー・ニューベルの4人。 代表監督ユリアン・ナーゲルスマンはノイアーを守護神に据えると考えられているが、38歳を迎えたノイアーも全盛期とは言えない。時折さすがと思えるスーパーセーブを見せる一方で、今季はチャンピオンズリーグ準決勝のレアル・マドリード戦で正面のシュートをファンブルしてしまうミスとも言えるプレイがあった。 独『Frankfurter Rundschau』はノイアーを守護神に据えるアイディアそのものは尊重している。というのも、EUROのようなメジャートーナメントでは経験値が何より重要と考えられるからだ。バウマン、ニューベルは代表での経験が不足しすぎている。ノイアーのライバル候補であるテア・シュテーゲンも数年前ほどの評価は得ていないか。 ただ、同メディアは現在のノイアーに関して「バイエルンの守護神はもはや集中力を維持できなくなった」と苦言も呈していて、ノイアーが代表チームのリスクになるのではないかと気にかけている。 今大会に関してはノイアーが全盛期の輝きを取り戻すことに賭けるしかないかもしれないが、果たして。
構成/ザ・ワールド編集部