ゴルフをもっとラクに、楽しくラウンドするために...「お助けルール」の積極的な活用を!
本当は、JGA(日本ゴルフ協会)が独自の簡単ルールを作ってもいいと思うんですよ。プロ野球じゃあ、日米でボールの大きさや、球場の広さが違うでしょ。ピッチロックなど、試合のスピードアップ化も各々で異なりますし。 結局のところ、R&AやUSGAとしては「日本のアマチュアゴルファーは真面目すぎるんですよぉ~。もっとゴルフを簡単にして楽しまないと」といったことを言いたいのでしょう。 (5)「OKパット」あれこれ ふだんのプライベートなラウンドでは、ラクなルールでラウンドすることをオススメします。 たとえば「OKパット」は、正式なルールではありませんし、ゴルフ場のローカルルールにも明記されているわけではありません。もともとはゴルフ場のスピードアップ化とプレーヤーの「叩きたくない」という目論見が一致して始まったことで、以降「みんながやっているからやっている」という、風習みたいなものじゃないですか。それで、いいと思うんですよ。 競技となると「OK」がないから、単純計算で1ラウンドひとりあたり18打分余計にパットを打たなければならない。そりゃ、時間がかかりますよ。かつて月例に出た時、ハーフ3時間弱なんて、ザラにありましたからね。 最近は、半径70cmぐらいの円をカップ周りに描いて、「OKパット」の目安を示しているコースがあったりします。それを見ると、自分たちの「OK」の距離は「結構甘かったな」なんて思ったりしますが、ゴルフは楽しくやって、ストレスを溜めないことが一番です。 そのためにも、ルールの簡素化に理解ある同伴者とラウンドしましょう。
木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa