「力になれなかった」と立浪監督退任に責任痛感…中日・中田翔「勝負の来季がダメなら」噂される移籍先
立浪和義監督の退任、リーグワーストの得点力不足、3年連続最下位の危機……。 ’11年以来13年間リーグ優勝から遠ざかっている中日は、今季も低迷から抜け出せず苦しんでいる。責任を痛感しているのは、開幕戦で4番を任されたこの男だろう。巨人から2年総額6億円(推定)の大型契約で中日へ入団した中田翔(35)だ。立浪監督の辞任表明を受け、9月20日のファームでのオリックス戦後に報道陣に対しこう答えている。 【衝撃写真】「そこ、ダメッ!」中田翔がミニスカ美女と…… 「ボク個人としては、本当に申し訳ない気持ちがすごく強いです。力になれなかった……。ふがいない1年になってしまった」 ◆打率.100 中田が責任を感じるのは当然だろう。 「中田は’13年2月のWBCで打撃コーチだった立浪監督から徹底指導を受けるなど、2人はある意味での”師弟関係”にあります。中田の獲得も、その実力を認めている立浪監督が熱望。大島宇一郎オーナーに直訴し、自ら中田へ電話し口説き落としたそうです。 立浪監督は得点力不足解消の起爆剤にしようと、中田を開幕から4番に抜擢します。当初は中田も期待に応え、3、4月は打率.283、2本塁打、12打点と打線を牽引。チームは2891日ぶりに首位に立ちました」(球団関係者) しかし中田の好調は長くは続かなかった。5月15日の阪神戦で左足に自打球を当てると成績は急降下。持病の腰痛の悪化なども影響し、6月は打率.100、0本塁打、2打点と苦しみ、8月には今季3度目の二軍落ちとなったのだ。 「立浪監督から主砲として期待されながら、結果を出せなかったのは事実です。通年では打率.217、4本塁打、21打点。ある意味、今季の『戦犯』でしょう。中田も立浪監督という『後ろ盾』を失った来季は期するものがあると思います。契約最終年で間違いなく勝負のシーズン。中日としても判断を迫られます。中田が再び期待を裏切るようなら、戦力として見切りをつけることも考えられるんです」(スポーツ紙担当記者) 来季もダメなら選手生命の危機――。もし中日を戦力外となったら、手を差し伸べる球団はあるのだろうか。噂される移籍先がある。 「可能性があるとすれば、古巣の日本ハムです。’21年8月に暴力事件を起こしチームを去りましたが、禊(みぞぎ)の冷却期間は、ある意味で終わったといえるでしょう。二軍監督を務める稲葉篤紀氏や球団運営やチーム編成を担当する栗山英樹氏も、若手にも気を配る中田の人間性などは評価しています。中田が再び輝けるような舞台を、日ハムが用意する可能性はゼロではないと思います」(同前) 来季は30代後半となる中田。選手としてもう一花咲かせられるか、主砲として正念場のシーズンを迎える。
FRIDAYデジタル