青山学院大学vs.慶應義塾大学、大学選手権出場を目指す両校の対戦。ラグビー関東大学対抗戦
青山学院大学としてはハーフ団やFB井上のキックで、敵陣でのプレー時間を増やしつつ、力強いFWやPG(ペナルティゴール)で得点を重ねていきたい。
一方、初勝利を目指す慶應義塾大学は、帝京大学戦からFW2人、BK1人を変更して臨む。
FW第1列は変わらず、キャプテンHO中山大暉を筆頭に、PR成田薫、PR吉村隆志(いずれも4年)の3人。左LOは矢崎隼太(3年)がベンチに下がり、中矢健太(4年)が先発に上がって浅井勇暉(4年)とコンビを組む。
バックローは1年のFL中野誠章(桐蔭学園出身)と、控えからに上がった1年のFLキーヴァーブラッドリー京(常翔学園出身)が先発。NO8には前節はFLだった田沼英哲(4年)が下がった。
BKはSH橋本弾介が(3年)ベンチに下がり、副将のSH小城大和(4年)が9番をつけ、前節も初先発だった和田康二GM(ゼネラルマネージャー)の甥・ルーキーのSO和田健太郎(清真学園出身)とハーフ団を組む。
CTBは今野椋平と山本大悟の3年生コンビ、WTBは廣瀬暸(4年)と前節2トライの1年のWTB小野澤謙真(静岡聖光学院)、そして最後尾のFBにはFB伊吹央(3年)が入った。
他の控えメンバーにはHO山田空太(4年)、1年のPR井吹勇吾(桐蔭学園高)、同じく1年PR中谷太星(東福岡)、LO長瀬穣一郎(4年)、CTB村田紘輔(4年)、WTB石垣慎之介(3年)が入った。
慶應義塾大学としては伝統的に強みとしてきた前に出るディフェンスでプレシャーをかけて、相手陣に入ったらしっかりと武器であるモールで得点を重ねたい。
過去5年の両校の対戦成績を見ると慶應義塾大学が5連勝しており、一昨年までは35-3、78-0、40-14,38-10と慶應義塾大学が快勝している。ただ、昨年の対戦は31-20と青山学院大学も善戦している。
大学選手権に5校進出することができる関東大学対抗戦。青山学院大学が筑波大学戦に続いて白星を奪取し、大学選手権出場に近づくか。それとも慶應義塾大学が今秋、初勝利を挙げて勝ち点を積み重ねることができるか。