川めぐりツアーで先人の苦労学ぶ 沖永良部島知名町 地女連会員ら暗川など見学
鹿児島県沖永良部島で19日、知名町地域女性団体連絡協議会(長山美香会長)主催の「えらぶ川めぐりツアー」があった。会員とその家族など17人が参加。島内各地にある川や暗川(クラゴー=地下河川を伴う石灰岩洞穴)、湧水を巡り、水を得るための先人の苦労や水の重要性を学んだ。 自分たちの住む島を知ろうと、7月の遺跡見学ツアーに続く企画。和泊町歴史民俗資料館専門員の伊地知裕仁さんが案内した。 ツアーでは、住吉暗川、余多川、芦清良の水窪などを見学。水道設備の敷設以前まで、水くみや洗濯、水浴びなど生活用、野菜や牛洗い、水田に引き込むなど農業用として重宝された川や湧水の歴史を学んだ。 参加した児童らは「昔の人は風呂に入るのも苦労したのだと思った」「昔は水の出る場所や時間が限られていた地域もあったと学んだ。今は水道で自由に水を使えるのがありがたいと思った」と感想を話した。