【ボートレース】前田将太が7度目の正直でSGウイナーに、地元若松SG出場権を獲得/住之江GP
<住之江ボート:グランプリシリーズ>◇SG◇最終日◇22日 前田将太(36=福岡)が、SG優出7度目で、念願のSG初優勝を飾った。来年3月の地元若松クラシックの出場権を獲得。「それが一番うれしい」と喜んだ。今年は4度目、通算47度目の優勝になった。2着は山口剛、3着は西山貴浩が入った。 【写真】体を反らしながら、歓喜のガッツポーズの前田将太 いつものように自然体を貫いた。枠なり3対3からコンマ09のトップスタートを決めると、山口の差しを封じ、完璧に逃げ切った。「スタートは全速、足は問題なかった。緊張はしなかったです。いつもの優勝戦と同じ気持ち」。さらに涙は一切なし。「SGで優勝ができても泣かないと決めている」。どのグレードのレースでも、懸ける情熱は同じ。前田らしいすがすがしい表情だった。 ピットに引き揚げると絆の深い同期、102期生が満面の笑み、拍手で出迎えた。遠藤エミ、河合佑樹に続く、同期のSGウイナー。前田を含め、6人いた仲間と喜びを分かち合い、その後に水神祭の祝福を受けた。 諦めかけた願いもかなえた。今年11月の尼崎G1準優勝戦のフライングは痛かったが、目標だった来年3月の地元のSG出場権を獲得。今後の目標は「常にグランプリ18人に入ること」と、きっぱり。同期と切磋琢磨(せっさたくま)しつつ、さらなる高みを目指す。