パリ五輪・陸上女子1500、5000に出場の田中希実 「良い顔で帰ってこられるよう」地元の兵庫・小野で躍進誓う
パリ五輪の陸上女子1500メートルと5000メートル代表に決まった田中希実(ニューバランス、西脇工高出身)が2日、小野市役所を訪れ、「良い顔で帰ってこられるように頑張りたい」と故郷で躍進を誓った。 【写真】パリ五輪出場内定を受け小野市役所を訪れ、写真に納まる田中希実(中央)と父の健智コーチ(右) 6月末の日本選手権、田中は4日間で計3種目に出場した。連戦を終えて地元に戻り、「少しほっとしている」と笑顔を見せた。蓬萊務市長に手渡した色紙には「足を止めない」と記し、「私らしくいるには脚を前に出し続けるしかないのかなと思う」と語った。 今後は岐阜県で合宿し、すぐに欧州に渡って実戦やトレーニングを積む予定。五輪で2種目入賞となれば陸上女子初の快挙となり、24歳は「東京(五輪の時)よりは戦える位置にいる。チャレンジャーの気持ちを忘れないことが成績につながっていくと思う」と話した。(山本 晃)