バイエルン退任のトゥヘル、今夏は休養へ…マンチェスター・Uと交渉もプレミア復帰実現せず
元バイエルン・ミュンヘンのトーマス・トゥヘル監督がいずれのクラブも率いることなく新シーズンの開幕を迎えることになりそうだ。イギリス『BBC』などが伝えている。 これまでにドルトムントやパリ・サンジェルマン、チェルシーとビッグクラブを指揮し、チェルシー時代にはチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げたトゥヘル監督。昨年3月からはバイエルンを指揮し、ブンデスリーガ優勝に導いた同指揮官だが、今シーズンは浮き沈みの激しい1年となり、無冠でシーズンを終え、シーズン中に今夏に退任することが決まっていた。 そんなトゥヘル監督に対しては、複数のビッグクラブが招聘に興味を寄せる。中でも、エリック・テン・ハーグ監督の進退が不透明なマンチェスター・ユナイテッドが同指揮官に関心を寄せており、すでに共同オーナーのジム・ラトクリフ氏とパリで面談したとも伝えられている。 しかし、トゥヘル監督は今夏に休養を取ることを望んでおり、新シーズンからマンチェスター・Uを指揮することに興味を持っていないようだ。 また、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏も同様にトゥヘル監督が休養を望んでいると言及。自身の『X』で「トーマス・トゥヘルはマンチェスター・ユナイテッドの仕事に就くことを計画していない。彼は今夏にいずれのクラブも指導せず、休暇を取ることを望んでいる。トゥヘルはユナイテッドとの交渉を継続しないことを決断した」と伝えた。