公開練習のシャドーボクシングで軽快な動きを見せるIBF世界ライトフライ級王者のシベナティ・ノンシンガ＝8日午後、名古屋市中区（撮影・月僧正弥）

プロボクシングのIBF世界ライトフライ級王者のシベナティ・ノンシンガ（25）＝南アフリカ＝が8日、同級2位の矢吹正道（32）＝LUSH緑＝の挑戦を受ける初防衛戦（12日、愛知県国際展示場）を前に名古屋市内で練習を公開。リラックスした様子でシャドーボクシングを行い、「試合に向けてとても集中できている。私がKOで勝つと思っている」と自信をのぞかせた。 ノンシンガは2022年9月に同王座を奪取し、1度防衛。その後、エイドリアン・クリエル（メキシコ）に初黒星を喫して陥落したが、今年2月のダイレクトリマッチ（他選手との試合を挟まない再戦）で10回TKO勝ちし、王座を奪還した。 アウトボクシングでも、インファイトでも両方のスタイルで戦えるのが強み。この日はどちらが得意かという質問には「ノーコメント」、どちらが好きかとを問われると「両方」と答え、不敵な笑みを浮かべた。 プロ戦績は14戦13勝（10KO）1敗。矢吹は17戦16勝（15KO）4敗。 試合は元3階級制覇王者の亀田興毅氏（37）がプロモーターを務める「3150×LUSHBOMU　vol．2」のメインで行われ、同興行の全試合はインターネットテレビのABEMAで無料生中継される。