ガッカリ…? 日本代表、アピールに失敗した選手(3)肝心な守備でバタバタ…。不必要なファウルが目立つ
日本代表は、FIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選(3次予選)でインドネシア代表と中国代表に勝利した。3月のバーレーン代表戦に勝利すれば、史上最速でのW杯出場が決まる状況となったが、11月シリーズは不安も残る内容となった。今回はこの2試合で本来の力を発揮できなかった選手をピックアップして紹介する。
DF:瀬古歩夢(せこ・あゆむ) 生年月日:2000年6月7日 所属クラブ:グラスホッパー(スイス) インドネシア代表戦:出場なし 中国代表戦:フル出場 瀬古歩夢は、19日に行われたFIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選(3次予選)の中国代表戦にフル出場した。しかし、そのパフォーマンスは次回の代表招集を保証するものとは言い難い内容だった。 今回のサッカー日本代表は、冨安健洋、伊藤洋輝、谷口彰悟という主力が不在だった。15日のインドネシア代表戦の先発から橋岡大樹が外れて、その位置に起用されていたことからも、瀬古がセンターバック(CB)の序列で厳しい位置にいることがうかがえる。 そうした状況だけに、中国代表戦で活躍したいところだったが、フィジカル面で後手に回る場面が目立ち、不要なファウルも散見された。さらに、失点にも関与しており、相手に付け入る隙を与える形となった。 攻撃時のビルドアップについては、比較的冷静にこなし、適切なタイミングで適切な相手にパスを当てていた。その点では、橋岡よりも好印象を残したと言えるだろう。しかし、日本代表CBの常連組であれば、その適切さに加えて、グラウンダーのパスで次の展開をつくる気遣いまで加えることができるはずで、序列を覆すアピールだったとは言えないだろう。 瀬古は、今回の代表招集が約1年4カ月ぶりだった。所属クラブで継続してプレーしてアピールをすることで代表に戻ってきたが、定着への道のりはまだ長いかもしれない。
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