田嶋氏「復興の力に」 日本サッカー協の名誉会長夫妻が来社
日本サッカー協会(JFA)名誉会長の田嶋幸三氏と、妻でパリ五輪日本選手団副団長・JFA診療所院長の土肥美智子氏は13日、北國新聞社を訪れた。田嶋氏は能登に選手を派遣したキッズサッカー教室など協会の被災地支援事業に触れ「まだまだ支援が必要で、地元と一体で復興の力になりたい」と思いを語った。 田嶋氏は指導者、選手育成の拠点である七尾市和倉温泉に思い入れがあるとし、「被災したコートが修復されれば大会開催などで宿泊に貢献できる」と早期復旧を願った。パリ五輪で鮮やかなフリーキックを決めた金沢市出身の北川ひかる選手(ヘッケン)には「素早い判断ができる頭のいい選手。常に能登支援を呼び掛け、復興の顔になっている」と話した。 武蔵商事の北元洋太社長、N14フットボールアカデミーの中村祐真スタッフ、医療法人社団映寿会の北元喜洋理事長らが同行した。夫妻は同日、映寿会が金沢市の金茶寮で開催した異業種交流セミナーで講演した。