「夜間中学」の青森県内の設置について検討する委員会が開かれ、まずは1校目を設置することが重要だといった意見が出ました。 「夜間中学」とは、義務教育を修了していない人や、不登校など様々な事情で十分な教育を受けずに中学校を卒業した人などが通う学校のことです。 現在、青森県内にはありませんが、文部科学省では、2027年度までに全都道府県・指定都市に少なくとも一つの夜間中学の設置を目指しています。 21日の検討委員会では、学校関係者など9人の委員が、既に夜間中学を設置している他県の事例を参考にしながら、まずは1校設置することに向け議論しました。 【小野淳美委員】 「市立となるとやはり市が対象だというふうに思われるんじゃないかなと思いました。ですので、県立が良いのかな」 県の調査では、市町村の中では青森市が唯一、夜間中学の設置を検討していることから、設置場所は青森市で、その設置主体は県が良いのではといった意見が多く出ました。 次回の会議で、設置形態や開設時期など具体的な内容を議論します。