大阪の夜空彩る鮮やかな大輪 富田林で「PL花火芸術」
大阪の夜空彩る鮮やかな大輪 富田林で「PL花火芸術」報告:岡本ゆか 撮影・編集:柳曽文隆 THE PAGE大阪
大阪の夏の夜空を彩る「PL花火芸術」が1日、大阪府富田林市のPL教団大本庁で行われ、府内各地では多くの見物人が芸術花火の輝きに酔いしれた。
この花火は毎年8月1日に行われる恒例のもので、打ち上げ場所となっている富田林市をはじめ、周辺の羽曳野、大阪狭山、河内長野といった近隣の市域や、大阪、堺の両市、離れた場所だと兵庫県や奈良県の一部からも見ることができる。
大阪狭山市にある「狭山池」には、炎天下の中、アマチュアカメラマンや家族連れが敷物で場所を確保するなど、早くからにぎわいをみせていた。午後4時から場所取りに来たという河南町の男性(20)は「去年インターネットでこの場所から撮った写真をみたので来てみました。思ったより早くから場所取りの人がいるので、驚きました」と話す。
大阪狭山市から来たという40代の女性は「毎年早い時間に場所を取りに来ます。やっぱり今年は暑いですね。かなり苦しい場所取りになりそうなので、飲み物をたくさん持ってきて正解でした」と苦笑していた。 気象庁によると、大阪狭山市に近い堺市の同日午後5時台の気温は31.7度。今年は場所を取る際に日傘をさして暑さをしのぐ男性の姿も複数見られた
同日午後8時から花火が打ち上げられると、拍手と完成が沸き起こり、色鮮やかな大輪の数々に多くの見物人が酔いしれていた。 大阪府堺市南区から来たという70代男性は「今年はちょっと間があいたり、数も少なかったかもしれないですね。けど、やっぱりあの大きな花火は一見の価値があります」とうれしそうに話し、カメラの画像を確認していた。