“38歳のおばあちゃん”が切り盛り!ラーメン激戦区・尾道で「焼肉店のラーメン」に行列ができるワケ【THE TIME,】
今、ラーメン店の廃業が増加しています。材料費や光熱費などの度重なる高騰で、ラーメン店の倒産件数は過去最多に。(※2023年度/東京商工リサーチ)そんな厳しい状況でも、行列が絶えない店を取材すると、人気のワケが見えてきました。 【写真を見る】“38歳のおばあちゃん”が切り盛り!ラーメン激戦区・尾道で「焼肉店のラーメン」に行列ができるワケ【THE TIME,】 ■厳選こだわりの大粒背脂と巨大チャーシュー 瀬戸内海に面する、広島県尾道市。尾道といえば、言わずと知れた“ラーメン激戦区”。駅周辺で50店舗以上がしのぎを削る中、11時の開店前から行列を作るラーメン店が! 「いつもここの前を通るとすごい並んどる」と91歳の女性も並ぶほど人気なのは、『牛ちゃん 尾道店』。実はこの店、焼肉店なのですが、ラーメン目当ての客が絶えないのです。 1番人気は、「尾道ラーメン」770円 透明感のある、鶏ガラしょう油ベースのスープに、覆うように浮かぶ大粒の背脂。焼肉店の仕入れの強みを生かした“良質の背脂”は、うま味と甘味の宝庫。さらに、丼半分ほどの巨大チャーシューもこの店のウリです。 THE TIME,マーケティング部・原千晶部員も「しょう油のすっきりとしたコクのある旨みと背脂が入っているので深みもある」と感激の味ですが、人気のワケは他にもあるようで…。 地元の常連客: 「アットホーム。お店に来たら『ただいま』って感じで。夫婦で築き上げたこのラーメンを愛情いっぱい作ってくれる味がおすすめです」 ■“38歳のおばあちゃん”の大家族経営 「ありがとうございます!またお待ちしてます!」笑顔で店を切り盛りするのは、仁田亜美さん(38)。厨房には、夫・雅也さん(43)と長男(21)夫婦、ホールには次男(19)と長女(18)の姿も。 仁田家は、夫婦と21歳から10歳までの子ども5人に長男の妻という大家族。 さらに、5月、長男夫婦に男の子が誕生し・・・ 夫・雅也さん: 「38歳のおばあ。帰ったらもうメロメロ」 亜美さん: 「仕事せんといけんけど、仕事できんくなるよね。えへへへ」 仕事が手につかなくなるほどかわいいという孫の誕生。血のつながりはなくても、亜美さんはあふれるばかりの愛情を注いでいます。