「この会見って一体何なんですか」記者もイライラ…田畑裕明議員 “不適切な党員登録” の質問に「調査中」繰り返す
■本人負担とする “口裏合わせ” だったのか… ところが、10月5日の取材では…。 毛田キャスター「田畑さんはご自身の選挙区でこういった(党員登録の)問題が起きたことについてどう受け止めていますか」 田畑議員「今中川先生がおっしゃられた通り(自民党)富山市連の調査を待ちたいと思ってございますが、概要含めてちょっと私詳細は把握してございませんが、しっかりまた足並みを揃えたいと思います」 会見では不適切な党員登録について調査を始めていたと発言していたにもかかわらず、一切触れることはありませんでした。 音声では、支援者が勤める企業の従業員名簿をもとに、田畑議員が本人に無断で自民党員に登録。 田畑議員の支援企業でつくる後援会、響裕会(きょうゆうかい)が企業から集めた『献金』を党費の支払いに充てていたとしています。 献金は「響裕会」名義の年会費として募っていますが振り込み先は田畑議員が代表を務める政治団体となっていました。収支報告書を見るとこの支援者の企業からの献金が「寄付」として記載されていましたが支出に「党費」としての記載はなく、専門家は政治資金規正法違反の虚偽記入などを指摘しています。 田畑議員(電話音声)「会社からさ、献金いただいとんねか、〇〇さん(会社名)から響裕会」 支援者(電話音声)「うんうん」 田畑議員(電話音声)「そのお金を党費にも充てさせてもらっとったんやちゃ」「だから(従業員の)皆さん方は1人1人お金は出しとらんがだけど、こちらは会社からいただいたのは党費として預かったっていう解釈で党費を納めとったわけやちゃ」 毛田キャスター「党費として預かったっていう解釈で党費を納めとったわけやちゃと、はっきりおっしゃってるんですね。これあいまいな発言ではないと思うのですがいかがですか」 田畑議員「調査のまだ当初の段階で、憶測による見立て、憶測による見立てを話したものでありまして」 支援者との電話のやりとりについては「憶測による見立て」だったとの主張を繰り返しました。音声データでは、田畑議員が、自身の関与の隠ぺいを図ろうとする発言もありました。無断で党員登録した人の党費を田畑議員の亡くなったおじが肩代わりしていたことにすると、支援者に説明していたのです。
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