『#35 古川奈苗~アイスリボン所属・捨て身ド根性姐さん~』女子プロレスマガジン リレーコラムSEASON2
女子プロレスマガジン・リレーコラムをご覧の皆様!初めましてわっしょい! アイスリボン所属の『捨て身ド根性姐さん』こと古川奈苗です。 私は映画オーディションデビュープロジェクトよりアイスリボンの練習生となり、2023年8月26日に後楽園ホール大会にてプロレスラーデビュー致しました。 1987年12/30 福島県猪苗代町にて、強面の父とミス雪国の母をメイン構成員とした古川家の次女としてこの世に生を受けました。 母の行きつけの美容室に置いてあった「漂流教室」と出逢ったのがキッカケでオカルト寄りの幼少期を過ごします。 初めて買ってもらった漫画は「墓場鬼太郎」。 禁止されていたコックリさんを友人と行ったのがバレた際、全ての罪をなすり付けられた事で深刻な人間不信になった事も今は良い思い出です。 高校時代はオカルトしてたらモテないと闇を封印し、青春炸裂爽やかチアガール部で青春を謳歌しました。チア部に入り、自分は「人前に出る事が好きなお調子者」だと知ります。 将来は美大に行って絵描きになって親のスネをかじり倒そうと子供の頃から野心を燃やしておりましたが、 宮藤官九郎作品と映画『バトルロワイヤル』のメイキングオーディション風景に触発され、映画と役者の仕事に興味を持ち2006年に上京して参りました。
そこからの役者人生は壮絶極まる血で血を洗うような日々でしたので、文にするのは割愛しまして。 冒頭に書きました、映画オーディションの為にプロレスデビューした現在に至ります。 『役者やってるからには一度は心身共に鍛えアスリートの役がやってみたい』 映画オーディションデビュープロジェクトに応募した理由はこんなものでした。 前述の通りプロレスとは無縁の人生を送ってきましたし、年齢も他の参加者より10歳以上も離れたダントツ最年長。加えて天性の不器用、運動音痴。 そんなスペックなもので、デビュー前の4ヶ月の身体作りとプロレストレーニングは35年の人生史上過酷極まるものでした。 後転も出来ない不器用さに苦笑いしつつも諦めずに指導してくださったコーチと先輩方には本当に感謝です。また、幸いにも共にこのオーディションに参加したメンバーとの出逢いが最高過ぎた事でメンタルも保つ事が出来、無事デビューを果たしました。