建設業界の2025年問題 人手不足の救世主 狙うは”外国人大学生” ベトナムの大学と連携して人材育成する建設会社
■救世主は”外国人”さらに外国人学生も・・・ こうした中、「へいせい」は8年前から外国人労働者を積極的に受け入れてきました。 現在、建設現場では外国人のスタッフ20人が働いています。 福岡市南区の建設現場で、監督の役割を担うベトナム人のフイさんです。 へいせい ジエック・カイン・フイ 所長補「自分は専門とか日本語を高めて両国を発展支援したいと考えて、実現をするもっとも早い方法は日本に住んで働くこと」 人手不足を外国人労働者で補ってきた「へいせい」。 しかし、足りないのは建設現場で働く人だけではありません。 建物の設計やCGを作成する人も不足しているため、人材の育成と確保を目指し、今回、ベトナムの大学に研究室を作ったのです。 へいせい 建築部 濱里芳文 部長「見えますでしょうか?こちら部屋の中のパースですね。3Dの画面になってます」 RKB 江里口雄介 記者「これも学生さんが作ったやつ?」 へいせい 建築部 濱里芳文 部長「そうです。ある程度技術は持っているんですけれども、若干日本と違うというか、例えばこちら彼が作った3Dのパースですけれども、すごく見栄えは良くて、いいんですけれども、なかなか日本の家でこういう森の中というか、林の中にあったりする家っていうのは少ないのかなと」 RKB 江里口雄介 記者「確かに。」 ■連携の成果「広げていきたい」 学生たちは日本の建築様式やシステムを学び、その中で選抜された1人がインターン生として1年間日本にやって来ます。 今年のインターン生に選ばれたヒエンさんです。 ズイタン大学 建築学部 4年 グエン・ティ・タイン・ヒエンさん「日本に行きたい理由は、日本の文化を学びたくて、そして日本が使用しているCGソフトを勉強したいと思ったからです。インターンで自分が日本でやっていけるか確認して、もしチャンスがあれば日本に戻りたいと思います。」 この会社では、スキルアップラボで学んだ1期目のインターン生が働いています。