コンビニのレジ袋、市指定ごみ袋に…福岡市で100トン分の二酸化炭素削減へ
福岡市は29日から、市内のコンビニエンスストアなどの店頭で、レジ袋の代わりに使える小さいサイズの市指定ごみ袋「ふくレジ」の販売を始める。商品を入れて持ち帰った後は、ごみ出しにそのまま使用できる。市はごみとして処理されるレジ袋の削減につながると期待している。 【写真】かまいたち山内さんの弟、8枚目の署長感謝状
ふくレジは10リットルサイズ(税込み1枚10円)と15リットルサイズ(同15円)。持ち歩きしやすいように、市在住のアーティストがデザインした絵柄を採用した。市内の計930店舗のコンビニやスーパー、ドラッグストアの店頭にレジ袋と一緒に置かれる。
市収集管理課によると、市内では2020年に有料化した後も、年間約2600トンのレジ袋が処分されている。指定ごみ袋に代えた枚数分、レジ袋のごみもなくなるため、今回販売する計300万枚で約100トンの二酸化炭素削減効果が見込まれるという。
市は合わせて、22年から販売するバイオマスプラスチック配合の指定ごみ袋(45リットル、税込み10枚入り450円)のデザインも刷新して、認知度の向上を図る。高島宗一郎市長は「今の行動を変える、その積み重ねが環境に大きく影響する。一人ひとりの行動が大事。ぜひご協力をお願いしたい」と話している。