中京大中京に選抜旗 原主将「最高の準備で臨む」 /愛知
<センバツ高校野球> 第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)に出場する中京大中京高(名古屋市昭和区)に4日、選抜旗が授与された。同校校長室で、毎日新聞中部本社の高島信雄代表から選抜旗を手渡された原尚輝主将(2年)は「旗の重みを感じ、改めて大会に向かっていく気持ちになった。最高の準備をして臨みたい」と気を引き締めた。【酒井志帆】 選抜旗は、開会式入場行進で出場校の主将が掲げ、共に夢舞台をゆく役目を果たす。しかし、今回は新型コロナウイルス対策として、開会式は大会第1日の登場校のみが参加。中京大中京など残りの出場校は、事前撮影した行進の映像が流されることになっている。 2年連続選出の同高は、昨年は体育館で在校生が見守るなか授与式を行った。しかし今年は在校生を集めることなく実施。伊藤正男校長は「昨年は旗の授与後に大会が中止になり、今年はしみじみとお受けした。健康状況を保ち、初戦を無事に迎えてくれることを願っている」と話した。 同高では早速、選抜旗を掲げ、部員がグラウンドを進む様子を撮影した。原主将は「甲子園で行進したいのが本音だが、リモートでも流れることはうれしいです」と話した。