<速報>中日のビシエドが逆転満塁弾!
メジャーの5年間で、出塁率が.298と低く、三振率は21.6パーセント。典型的なフリースインガーで、早打ち傾向が強く、外野の守備力に問題があるため、メジャーでは敬遠されていた。だが、ずっと大砲を探していた中日のドミニカルートに強い中日の森ヘッドコーチ兼国際渉外担当は見逃さなかった。 ドミニカとビシエドが居住していた米国マイアミを何度も往復して熱心に口説いた。中日は失敗した場合のリスクを考え、将来性の高い安価の選手を発掘してくる方針だったが、ビシエドに関しては、「間違いなく打つ」と確信を抱いて推定1年、1億7000万円の高条件で獲得した。中日のフロント力が、他球団からは脅威となる新4番を誕生させたのである。 開幕から一か月が過ぎ、各球団には攻略のデータをそろいつつあるが、ビシエドは選球眼がよく、典型的な外国人用の配球にもひっかからない。誘い球に手を出さず、ストライクゾーンの変化球には、きっちりと手が届く。待望の不動の4番打者を得た中日がセ・リーグの台風の目になりつつある。