【NFL】テキサンズQBストラウドが1試合あたりのパスヤードで新人記録を樹立
C.J.ストラウドは素晴らしい1日を過ごした。現地5日(日)、ドラフト全体2位指名を受けたヒューストン・テキサンズの新人クオーターバック(QB)ストラウドはキャリアで8度目の先発を果たしたタンパベイ・バッカニアーズ戦で、相手ディフェンスをねじ伏せている。その過程でストラウドは新人記録に並ぶ5回のタッチダウンを決めたほか、470ヤードをマークして1試合あたりのパスヤードで新人記録を樹立。試合終盤に勝利を決定づけたドライブを含め、素晴らしいパフォーマンスを発揮してチームを39対37の勝利に導いた。
ヘッドコーチ(HC)デミコ・ライアンズは「ガッツのあふれるパフォーマンスだった」と述べている。
「クリーンなプレーばかりではなかったが、彼はやり遂げた。ポケットの中ではタフに、いくつかのプレーを生み出し、素晴らしい投球も見せてくれた。レシーバーたちも頼もしかった。彼らがキャッチを決めてくれた。難しいキャッチを決め、ビッグプレーを生み出してくれた。つまり、全員が力を合わせたのだ。C.J.は非常に肝の据わったパフォーマンスを見せてくれた」
リードが6回(うち2回は最後の数分間で)入れ替わったこの試合で、テキサンズを勝利に導いたストラウドはかなり肝が据わっていたと言えるが、ライアンズの表現は控えめなものだったかもしれない。
ストラウドは驚異的な活躍を見せており、その勇姿は、パスゲームとは裏腹に活気のないランゲームによって、さらに印象的なものとなっていた。ランニングバック(RB)デイミオン・ピアースが足首のケガで負傷していたこともあり、テキサンズは今回の試合でわずか53ランヤードしか稼いでいない。
パスゲームでその弱みを補ったストラウドは、単にショートヤードのパスを繰り返していたわけではなかった。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、ストラウドは20エアヤード以上のパスを9回中8回成功させて199ヤード、タッチダウン3回を記録したという。また、ストラウドは複数のレシーバーが大きな数字を残せるように、あらゆるターゲットに向けてパスを出していた。その結果、4人のレシーバーがタッチダウンキャッチを記録。そして、ワイドレシーバー(WR)ノア・ブラウン(レシーブ6回、153ヤード)、タイトエンド(TE)ダルトン・シュルツ(レシーブ10回、130ヤード)、WRタンク・デル(レシーブ6回、114ヤード)の3人が100レシーブヤードを突破している。3人の選手がそれを成し遂げるのはフランチャイズ史上初の快挙だった。