「あの今宮も落ち目?」からの逆襲…ソフトバンク今宮健太(33歳)が明かす「ケガを怖がったプレーなんてしたくない」復活のウラに“ある人物”
今宮健太(33歳)がショートを守った試合での、パ・リーグ出場記録を塗り替えたのが8月4日の日本ハム戦(みずほPayPayドーム)だった。その日も「2番ショート」でフル出場しこれが1532試合目の出場となり、従来の記録保持者だった松井稼頭央(元西武、楽天)を上回り歴代単独1位に躍り出た。 【レア写真】少しヤンチャそう(!?)高校ブレザー姿の今宮健太18歳「重力はどこに行った? うますぎる…」連続写真でわかる“まるでアクション俳優”の天才プレー集を一気に見る 「でも松井さんは(現役時代の)途中でメジャーに。もしずっと日本でプレーしていれば記録をもっと伸ばしていたでしょうし、セ・リーグを見れば2000試合を超えている方(巨人・坂本勇人)もいますから。まだまだ1試合1試合を積み重ねて、1年でも長くショートとして出られるように頑張るだけです」
日本中を仰天させた…夏の甲子園
今年、プロ15年目のシーズンを戦っている今宮だが、未だに明豊高校(大分)時代の「夏の甲子園を沸かせた小さな巨人」として記憶している野球ファンも少なくない。 身長170cm台前半の小兵ながら高校通算62本塁打を放ったスラッガーぶりも当時驚きをもって伝えられたが、今も語り草となっているのは2009年夏の甲子園、準々決勝だ。菊池雄星(アストロズ)を擁した花巻東高校と対戦した試合で、9回表の途中から再登板(先発して途中からサードに回っていた)すると、最速154キロのストレートを投げ込んで日本中を仰天させたのだ。 ソフトバンクにはドラフト1位で入団。世が世ならば二刀流に挑戦して魅了していたかもしれない。だが、今宮はピッチャーの未練を断ちきって内野手で勝負した。本塁打へのこだわりも心の奥にしまって「つなぎ役」として存在感を確立していった。
試合中に涙も…語り継がれる“あるプレー”
ファームでの下積み期間を経てプロ3年目から一軍に定着すると、4年目の2013年からは5年連続でパ・リーグ遊撃手部門のゴールデン・グラブ賞に輝いている。まだ一軍経験が浅かった頃に痛恨のタイムリーエラーを犯して試合中に悔し涙にくれたこともあったが、それでも若手時代から高い身体能力を生かした守備範囲の広さや球際の強さ、甲子園で剛速球を披露した鉄砲肩はすでに球界の中でずば抜けて優れていた。 今宮のスーパープレーは数えきれないほど目撃してきたが、その中でも記憶に残る1プレーを挙げるとすれば、2014年6月8日の阪神戦(甲子園)での“ウルトラキャッチ”ではなかろうか。 阪神・上本博紀が放った当たりは、詰まりながらもショートの頭上を越えそうな小飛球となり、誰もが外野グラウンドにぽとりと落ちると思った。だが、今宮は諦めずに打球に目をやりながら、内野の土の部分を5、6歩、ステップを切りながら背走。そして最後は背面跳びのような格好から体をくるりと捻り、左手を懸命に伸ばした。 白球はグラブの中へ――いや、それでは終わらない。 無理な体勢でのジャンピングキャッチだったため、一度ボールがこぼれてしまったのだ。しかし次の瞬間、今宮は倒れ込みながら左肩を別方向に捻じり直してもう一度グラブでボールを追いかけた。空中での、ほんの一瞬の出来事である。そして今宮の体は地面に叩きつけられた。顔面も強打し、ユニフォームが首元から両方の鎖骨に沿うように裂けていた。それでもボールは再び左手のグラブの中に収まっていた。ヒットを確信していた上本は一塁ベース上で呆然。甲子園を埋め尽した虎党も一瞬静かになった。だが、事態を理解すると、ため息どころか敵ながらアッパレの大喝采がスタンド中から沸き起こったのだった。
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