大の里が新小結に 幕下付け出しデビューから所要6場所で新三役は昭和以降2位の速さ…夏場所番付発表
日本相撲協会は30日、大相撲夏場所(5月12日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。 【写真】角界に新珍名力士誕生 先場所に11勝を挙げて優勝争いにも加わった大の里(二所ノ関)が、新小結に昇進した。昨年夏場所に幕下10枚目格付け出しデビューから所要6場所での新三役昇進で、逸ノ城の5場所に次ぐ昭和以降2位のスピードとなった。新入幕からは所要2場所の昇進で、1958年の年6場所制以降初土俵では北の富士、大錦、逸ノ城の1場所に次ぎ、朝青龍らと並んで4位の速さとなった。 上位陣は照ノ富士(伊勢ケ浜)が一人横綱で、豊昇龍(立浪)、琴ノ若改め琴桜(佐渡ケ嶽)、貴景勝(常盤山)、霧島(音羽山)の4大関と顔ぶれは変わらず。霧島は2度目のカド番となる。 関脇は若元春(荒汐)と阿炎(錣山)、小結は朝乃山(高砂)と大の里という顔ぶれとなった。 新入幕は時疾風(時津風)と欧勝馬(鳴戸)の2人。時疾風は宮城県栗原市出身で、同県からは1997年春場所の五城楼以来、戦後8人目の昇進となった。再入幕は水戸龍(錦戸)、友風(二所ノ関)、宝富士(伊勢ケ浜)の3人だった。
報知新聞社