【プレビュー】今節レアル・マドリード優勝の可能性…ジローナはCL出場権目指しバルセロナ戦へ | ラ・リーガ
2023-24シーズンのラ・リーガ第34節が日本時間5月4日から5月6日にかけて開催。今週末に行われる今節の注目試合を紹介する。 ■レアル・ソシエダvsラス・パルマス 前節のレアル・マドリード戦でもキレのある動きを見せた久保建英。エデル・ミリトンを翻弄し、右足で決めたゴールはVARの末に取り消しとなったが、チーム内でのマン・オブ・ザ・マッチに選出されるなど現地での評価は高い。 とはいえ、最後に得点を記録したのは2月のマジョルカ戦までさかのぼる。右ウイングとして7ゴール・3アシストを記録しているのは評価できる数字ではあるが、さらに上へ行くために物足りないことも事実。今夏も去就で騒がれることは必至だが、自身の評価をさらに高めるためにもそろそろ得点が欲しいところだ。 ■レアル・マドリードvsカディス ミッドウィークではチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグでバイエルンと対戦したレアル・マドリード。一時逆転を許しながらも、欧州ではおなじみの神通力を見せて敵地で2-2のドローに終わっている。 一方、ラ・リーガでは6連勝中。前々節にバルセロナとのエル・クラシコを制し、優勝を大きく手繰り寄せると、前節のレアル・ソシエダ戦ではターンオーバーを行いながら1-0と勝利した。次週にバイエルンとのセカンドレグがあることを考えると、カディス戦でも同様の変更があるかもしれない。 注目はやはりアルダ・ギュレル。レアル・ソシエダ戦で決勝点を挙げ、これまでも限られた出場時間の中で結果を残し続けている。今節はバルセロナの結果次第では優勝が決まるだけに、若武者の活躍がタイトルの決定打となるかもしれない。 ■ジローナvsバルセロナ 今季、ラ・リーガで象徴的な躍進を遂げたジローナ。今節勝利すれば、無条件でトップ4入りが決まり、来季のチャンピオンズリーグ出場が決まる。しかし、そこに立ちはだかるのは2位のバルセロナだ。 チャンピオンズリーグではパリ・サンジェルマンに敗れ、直後のエル・クラシコも落としたバルセロナだが、前節バレンシア戦ではロベルト・レヴァンドフスキのハットトリックもあり、4-2と勝利。3試合ぶりの白星を手にした。 チャビ監督が退任を撤回したものの、今季の無冠は決定的。今節も引き分け以下でレアル・マドリードの優勝が決まる可能性もある。難敵ジローナが相手となるが、意地を見せられるか。