＜ソ・オ＞勝利しタッチを交わすソフトバンクナイン（撮影・岡田　丈靖）

　◇パ・リーグ　ソフトバンク4ー0オリックス（2024年9月20日　みずほペイペイ） 【写真】＜ソ・オ＞2回、先制適時二塁打を放つ周東（撮影・岡田　丈靖） 　ソフトバンクがオリックスに快勝し連敗を2で止め、優勝マジックを「4」に減らした。2位の日本ハムが勝利したため、最短優勝は22日となった。先発の有原航平投手（32）が8回2安打無失点でリーグトップに並ぶ13勝目を挙げた。 　打線は2回、先頭の正木が死球で出塁すると、牧原がきっちりと送り1死二塁に。続く甲斐は三振に倒れたが、周東が相手先発投手・田嶋の初球カットボールをはじき返す右越え適時二塁打で先制。3回には先頭の今宮が左越えに6号ソロを放ち貴重な追加点を挙げた。 　5回は先頭の周東が2打席連続安打となる左前打で出塁。その後1死一塁となり再び今宮が打席に立つが、ここは三ゴロ併殺打に倒れた。7回も先頭の正木が初球を左前に運ぶと、再び牧原が送って1死二塁とするが、甲斐と周東は右飛に倒れ、追加点を奪えなかった。 　しかし8回1死から今宮が左中間二塁打。すると栗原が初球をライトスタンドに叩き込む17号2ラン。4ー0とリードを広げた。 　先発投手の有原は初回こそピンチを背負ったものの、2回以降は尻上がりに調子を上げ、終わってみれば許した安打はわずか2。8回113球を投げ7奪三振1四球の完璧なピッチングで、日本ハム・伊藤に並ぶ13勝目を挙げた。 　▼有原　今日はほんとによかったと思う。チームが勝ってよかった。大事な試合なので1イニングでも多く投げたいと思っていた。（小久保監督からは）ナイスピッチングと言われた。次の試合また勝つことしか考えていないので、優勝に向かって頑張っていきたい。 　▼周東　前の試合でなかなかチャンスで打てなかったので、みんながつないでくれたチャンスをなんとか。（初球を）しばこうかなって思ってました。ここから全員でやっていくぞっていう気持ちでしたかね。僕らは勝つだけなので、早く（優勝マジックが）ゼロになるように勝ちたいと思います。