【次世代のすごい乗り物】ヤマハの未来に繋がる「電動パーソナルモビリティ」プロトモデル7機種を一挙公開!
先日幕張メッセで開催されたカスタムカーの祭典「東京オートサロン」。カスタムカー文化を広めるためにスタートしたこのイベントは自動車メーカーをはじめ、チューニングやドレスアップを手がけるショップ、そしてパーツメーカー等が多数出展、また自動車関連のアイテムやゲームにファッションアイテム等の展示販売も並び、クルマ好きだけでなく、クルマを活用している人にも新鮮さを与えるものとなっている。年々、イベントの内容もリニューアルされ、今回の来場者数は約23万人、まだまだクルマ好きは多いということが感じられたイベントとなっていた。 【画像】「YAMAHA MOTOR PLATFORM CONCEPT」プロトモデル各種を詳しく、写真を見る(全20枚) 今回は近い将来様々なシーンで活躍が見込まれる次世代のパーソナルモビリティを提案していたヤマハブースの「YAMAHA MOTOR PLATFORM CONCEPT」をご紹介。今後の電動モビリティなどのイベントやヤマハのコミュニケーションプラザでの展示も検討されているということで、今回興味を持たれた人はぜひ次回の展示の際に実車を見にいって欲しい。
小さなEVを“社会を変える力にする”コンセプトモデル
ヤマハは小型低速EVの汎用プラットフォーム「YAMAHA MOTOR PLATFORM CONCEPT」の開発を行うとともに、共創・協業パートナーと一緒に領域を問わない幅広い活用アイデアの探索を進めている。小型低速EV汎用プラットフォームは、1~2人乗りの低速パーソナルモビリティでの活用を想定したヤマハが研究開発中の汎用プラットフォームで、ヤマハの電動モーターをパワーユニットにホンダが現在市販のe-Bike等に活用している「Honda Mobile Power Pack e:」を搭載。車体の複数連結やバッテリーの複数搭載など、車両の目的によって変更が可能な自由度の高さが特長となっている。今回の東京オートサロン2024では共創パートナーとともに開発中のプロトモデル7機種を展示していた。
仕事やレジャーでの移動を快適にしてくれる実用的なモデル
プロトモデルは形も用途も様々で、自動車パーツ販売のSKIPPER、モーター開発を行う(株)TOPと共創したモデル「Concept 310(プロトタイプ)」は、フィッシングボートを搭載するトレーラーの牽引等、マリンレジャーでの用途に特化した2人乗り電動ユーティリティモビリティとなり、オリジナルエアサスペンション、スポーツシート等によるアメリカンカスタムに加え、小型軽量なe-Axleの搭載により高電費を実現。 デザインとデジタル製造業領域を中心にWeb3事業を展開するFinal Aim, Inc.と共創したモデル「Concept 451(プロトタイプ)」は、作業のパートナーにヤマハ発動機らしいエンジョイメントを採り入れ、農地/中山間地での簡単な作業をより軽快で楽しくする、力強さと機動力を併せ持つ1人乗り電動モビリティだ。パワフルな動力性能で、農地や不整地での移動や牽引作業を行うことができる。 そして、ホテルやスパ、マリンにゴルフ等の国内の総合リゾート企業であるリゾートトラスト(株)と共創したモデル「Concept 350(プロトタイプ)」は、風を切る爽快感が味わえるリゾート向け1人乗り電動モビリティで、スタイリッシュなデザインと卓越した操縦安定性に加え、十分な積載スペースによりリゾート施設内での自由で快適な移動を実現してくれる。 さらに「Concept 580(プロトタイプ)」は、畑地や不整地など、多様な路面環境での敏捷な移動性とスマートな使い勝手を提供する2人乗り電動モビリティで、2人乗車を可能としながら、軽量・コンパクトな設計により優れた電費を実現したものとなっている。