器好き、焼き物好きなら一度は訪れたい多治見市〈本町オリベストリート〉、おすすめスポット4選
コロカルニュース
古くは1300年以上の歴史を持つ美濃焼。この文化を受け継ぎ、町ぐるみで美濃焼の魅力を知ってもらおうと誕生したのが、岐阜県多治見市にあるオリベストリートです。 【写真で見る】「土の魅力」を発信する〈THE GROUNDO MINO〉は陶磁器の生産地ならではの必訪スポット。 ここ多治見市には、窯元やギャラリーが点在する〈市之倉オリベストリート〉、高田焼で知られる〈たかた・おなだオリベストリート〉、そして今回ご紹介する〈本町オリベストリート〉の3つのスポットがあります。 このオリベストリートの名称は、美濃焼のひとつである「織部」で有名な美濃出身の戦国武将で、茶人でもあった古田織部に由来。織部が茶の湯に新風を巻き起こした、その斬新で自由な精神を生かしたまちづくりを進めています。 なかでも、ここ〈本町オリベストリート〉は、古民家を再生した個性的な店舗が建ち並び、古くから続く焼き物の歴史に触れながら、私たちの生活に根づいた新たな焼き物との出合いをさまざまなかたちで楽しむことができます。このエリアを中心に、4月、2日間にわたって開催される〈たじみ陶器まつり〉は、毎年、約30万人もの人が訪れるほどの人気イベントとなっています。 今回は、〈本町オリベストリート〉のおすすめスポットをご紹介します。 ■趣のある店内で、「挽きたて」「打ちたて」「ゆでたて」の「三たて」を味わう 古い梁やアンティークの調度品が飾られ、懐かしい雰囲気を醸し出している〈そば処 井ざわ〉。 1901(明治34)年に創業した懐石料理と鰻料理の澤千の系列として、2000年にオープンしました。石臼で挽いた自家製粉のそば粉で打ち、汲み上げた井戸水でしめた新鮮でおいしいそばをゆったりとした空間で、味わうことができます。地元の名物料理や地酒を地元作家の器で楽しめるのも、陶磁器のまちならでは。手づくりのぬくもりが伝わり、懐かしさに心癒やされます。 information そば処 井ざわ 住所:岐阜県多治見市本町5-22 TEL:0572-25-6688 営業時間:11:00~14:30(L.O.) 17:00~22:00(20:30L.O.)※なくなり次第終了 定休日:火曜(祝日の場合は振替) Web:そば処 井ざわ ■産地ならではの品数とリーズナブルな価格で、陶芸ファンを魅了する〈陶都創造館〉 「買う」「観る」「知る」「体験する」のすべてが楽しめる〈陶都創造館〉。1階は、陶磁器生産量日本一の産地・多治見ならではのリーズナブルな価格ですてきな器を手に入れることができます。茶碗はもちろん、料理が映える鉄鉢や、大皿プレート、マグや酒器、土鍋に至るまで、用途に合わせたさまざまな器が購入できるのも魅力。 3階は、地元陶芸作家の作品を展示したギャラリーや、陶磁器の絵つけ体験、美濃焼を全国に広めた多治見の陶器商人の歴史を知ることができる博物館があり、見どころ満載です。市内の観光案内や特産品を扱う多治見PRセンターも入っているので、ここに立ち寄ってから散策するのもおすすめです! information 陶都創造館 住所:岐阜県多治見市本町5-9-1 TEL:0572-26-8509 営業時間:うつわや多治見10:00~16:00、本町陶貨店10:00~17:00、〇五いづつ10:00~17:30、多治見市PRセンター10:00~18:00、3階 10:00~18:00 定休日:水曜、1階は年末年始のみ