【阪神】復帰から3連勝・高橋遥人の活躍に能見篤史氏「優勝争いがかかっているので中心で回したくなるが...」 12勝目の才木浩人には「変化球に頼り出さないように」とアドバイス
「連敗を止めるのは相当エネルギーを使う」
―――ポイント3は、「先発投手に勝ち星がついた」ということ。「先発投手」というのがカギですか? 「先発は勝ち星がほしいですし、勝ちがついてくるれることによって、次もいいイメージで入れるというのもあります。もちろんチームが勝つことを一番に考えてみんな投げているんですけど、やっぱり勝ち星がつかないよりはついた方がいいので。先発投手に勝ちがつくということは、先制点を挙げていることも多く、チームとして本当にいい流れだと思います」 ―――その中でも高橋遥人投手がけがから復帰して3連勝というのもチームにとって大きいですよね? 「めちゃめちゃ大きいですよ。これだけ投げてくれると、中心で回したくなるんですよ、優勝争いがかかっているので。でもけが明けなので、(高橋投手の)長い野球人生を考えると、他の投手がしっかり頑張るしかないかなと」 ―――また、今季12勝を挙げている才木浩人投手について、連敗を8度止めていることもあり、能見さんは高く評価していますね? 「連敗を止めるって相当エネルギーを使うんですよ。チームを背負わないといけない中で、これを意気に感じて投げているところがいい」 ―――才木投手は今季、変化球の割合が増えてピッチングの幅が広がり、それが活躍につながっていると。 「一番忘れてほしくないのは、あれだけの直球があるから、この変化球がきく。変化球に頼り出すとだぶんそれもきかなくなってくるので、ここだけはちょっと肝に銘じてほしいなと」
―――阪神は9月10日から甲子園球場で7連戦(DeNA・広島・ヤクルト)です。また、阪神と2ゲーム差の4位・DeNAとの試合は計7試合残っています。 「DeNA自体も『チャンスあるな』っていうのは感じているはずなので、阪神戦にいいピッチャーを必ず持ってきます。阪神としては甲子園というところが結構アドバンテージになるはずなので、まずDeNA3連戦(10日~12日)を何とか勝ち越さないと、ちょっと上を見てる場合ではなくなります」 (2024年9月9日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)