一気に評価アップ! 2023Jリーグ“ブレイク”ランキング24位。抜群のポテンシャル! パリ五輪世代屈指のDF
台頭する選手もいれば、大きく成績を落とす選手もいるが、2023シーズンに最もブレイクした選手は誰なのだろうか。データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値上昇額ランキングを順位ごとに紹介する。※2023年1月1日と2024年1月2日の市場価格を比較。価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠。各データはJリーグ公式サイトを参照。
24位:半田陸(ガンバ大阪) 生年月日:2002年1月1日(22歳) 市場価値の上昇額:25万ユーロ(約3500万円/55.6%UP) 市場価値の変動:45万ユーロ(約6300万円)→70万ユーロ(約9800万円) 2023リーグ戦成績:23試合1得点1アシスト 半田陸は、モンテディオ山形の下部組織で育ち、2019年にトップチームに加入した。プロ2年目のシーズン後半戦から出番が増えると、3年目の2021シーズンから主力に定着し、2023シーズンにガンバ大阪の一員となってJ1でプレーしている。 育成年代ではセンターバックでもプレーしていた半田だが、近年は右サイドバックが主戦場だ。2023シーズンはJ1初挑戦ながら、開幕から先発で出場し、レギュラーとしてプレーした。7月の練習中に左腓骨骨幹部骨折の重傷を負って約3カ月半の離脱になったが、無事に復帰してシーズンを終えている。 半田は足が速く、相手に1対1で抜かれても、一気に加速して再び追いついてしまうこともある。その脚力を活かしたスライディングは迫力があり、チームを何度もピンチから救ってきた。攻撃面では、特に右足のキック精度に自信を持っているようで、前が空いていれば積極的にミドルシュートを狙い、鋭い縦パスを通すこともできる。 U-15から各世代別の日本代表を経験してきた半田は、2023年3月に出場機会こそなかったものの、A代表にも選出されている。元日生まれの半田は、22歳になったばかりの若手で、まだまだ市場価値を高めていけるポテンシャルを持った選手だ。
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