新型の車載用Wi-Fiルーターがパイオニアから登場したけど旧型と何が変わった?実際の使い勝手は?【CARGoodsPress】
大きな違いはケーブルの接続がUSB-Cへの変更
車内でインターネットが定額使い放題となるカロッツェリアの車載用Wi-Fiルーターがモデルチェンジした! 【詳しく画像を見る】新型の「DCT-WR200D」 発表はすでに本年5月に行われていたが、9月から新型の「DCT-WR200D」を発売。今回は旧型モデルの「DCT-WR100D」と比べてみた。 車載用Wi-Fi「DCT-WR100D」と後継の「DCT-WR200D」は見た目も大きさもそっくり。以前からカロッツェリアの車載用Wi-Fiルーターに興味を持っている人ならば「一体どこが変わったの?」と思うだろう。 外観上でもっとも大きな違いは接続端子で、本体側はコネクター型からUSBタイプCに、そして電源側はシガープラグからUSBタイプA(USBシガーアダプターを付属)に変更している。 これにより新型ではUSB端子が設けられている車両にはダイレクトに接続が可能となり、シガーライターソケットを占領したり、市販の2穴ソケットや3穴ソケットなどの用品を利用したりする手間や購入費用が不要となった。
ちなみにUSB端子がない車種用としてUSBシガーチャージャーが付属。しかもUSBタイプA端子を2系統備えているため「DCT-WR200D」を使用していても、同時にスマホの充電などが可能だ。 また、これまでのコネクター接続では根元の部分で赤と黒の配線が見えていたがUSBならば見た目もスッキリして“今風”になった。 余談だがUSBタイプCと聞くとついモバイルバッテリーを接続したくなる人もいるだろうが、夏場をはじめ高温となる環境で車内に放置すると爆発事故などが起きる危険性があるので絶対に避けてほしい。
そして機能面での注目ポイントも! カロッツェリアの車載用Wi-Fiは走行中での利用が前提となっているのだが、駐車中にも時間制限付きで使える“オマケ”が付いており、「DCT-WR100D」では走行前30分、走行後は1時間で使用可能だった…。 もちろんそれでも十分なのだが、新型の「DCT-WR200D」では走行前、走行後ともに2時間に延長している! これだけ長時間であれば、それほど時間を意識せずに利用でき、映画の1本も見られそうだ。使い勝手が大幅にアップしたといえるだろう。 そんな機能アップの話を聞くと「DCT-WR100D」のユーザーはなんだか損をした気分になるかもしれないが…そこはユーザー思いのパイオニア製品。なんと、通信によるアップデート(本年秋に実施予定)によって「DCT-WR200D」と同様に使用時間が拡大する予定とのこと。ぜひ安心して使い続けてほしい。
ディスプレイオーディオやカーナビアプリの使用機会が多いうえ、スマホで情報を取得し、ストリーミングで映像や音楽も楽しんでいる。そんな通信のヘビーユーザーならばカロッツェリアの車載用Wi-Fiはメリットがいっぱいだ。 全国津々浦々でつながる高速通信のドコモLTEが1カ月当たり1100円(365日プランの場合)で使い放題。そのうえ同時に5台までのネットワーク機器接続が可能なので、家庭の通信料金節約に大いに貢献するだろう。 【利用プラン】 ・1日…550円 ・30日…1650円 ・365日…1万3200円
<文/CGP編集部>