子授けイチョウ輝く 12月1日までライトアップ、和歌山県古座川町の光泉寺
和歌山県古座川町三尾川の光泉寺で23日から、大イチョウのライトアップが始まっている。色づきが進むイチョウの葉がライトで照らされ、山里で輝いている。12月1日まで。 【子授けイチョウのライトアップの動画はこちら】 大イチョウは樹齢約400年で、高さ約30メートル、幹回り約6メートル。乳柱と呼ばれる乳房のように垂れ下がった気根があることから、子授けの御利益があるとされ、「子授けイチョウ」の名で親しまれている。 ライトアップは、昼間とは違うイチョウを見てもらうことで、夜のイベントが少ない同町を訪れるきっかけになればと、2022年から町観光協会が実施している。今年はライトをカラーLEDに変更し、魅力のアップにつなげている。 25日、午後5時半ごろにライトが点灯すると、暗闇にくっきりとイチョウが浮かび、幻想的な光景をつくり出した。写真を撮影するなどして楽しむ人の姿もあった。 観光協会事務局の柏結菜さんは「夜になると周りが暗くなるので、ライトが当たることでイチョウがくっきり見える。見頃を終えてからもイチョウの葉が散ってじゅうたんのようになるのでそちらも見ていただきたい」と話した。 イチョウの色づきは25日現在4割ほど。今月末~12月初旬が見頃になるという。ライトアップは午後5時半~7時半。 問い合わせは町観光協会(0735・70・1275)へ。
紀伊民報