トランプ氏のFBI長官人事、複数の共和上院議員が早速支持表明
Tim Reid [ウェストパームビーチ(米フロリダ州) 1日 ロイター] - トランプ次期米大統領が11月30日に連邦捜査局(FBI)長官に指名したカシュ・パテル氏(44)について、共和党の複数の上院議員が1日に早くも支持を表明した。 一部の民主党議員は、トランプ氏が敵視する人物への報復を後押しするパテル氏の下でFBIが政治化するとの懸念を表明。上院での承認手続きは難航する可能性がある。 こうした中、共和党のビル・ハガティ議員はNBCの番組で、トランプ氏にパテル氏の指名を勧めたと明らかにし、「FBIには深刻な問題がある。米国民はそれを知っている。カシュ・パテルは大きな変革を実現できる人物だ」と語った。 テッド・クルーズ議員もCBSの番組で、パテル氏を「非常に強力な候補者」で「真の改革者」と表現。FBIで「腐敗した党派主義者を一掃するだろう」と述べた。 一方、マイク・ラウンズ議員はABCの番組で、トランプ氏が「非常に忠実だと信じている」人物を望むことに驚きはないとしつつ、レイ現FBI長官の仕事ぶりには何の問題もないと述べた。 ベテランのチャック・グラスリー議員はXで、レイ氏の更迭は喜ばしいが、パテル氏は承認公聴会で「FBIを改革し、国民の信頼を回復することを議会に証明しなければならない」と投稿した。