鈴木保奈美がヒロイン・リカを演じた『東京ラブストーリー』は2位にランクイン

　人気ドラマシリーズ『踊る大捜査線』の最新作となる映画が、2024年秋に公開されることが発表された。12年ぶりの再始動で、柳葉敏郎が演じる警視庁キャリアの室井慎次が主人公だという。 【6位～16位】女性500人に聞いた「もう一度観たい1990年代フジテレビ系ドラマ」は？ 『踊る大捜査線』は、フジテレビ系で1997年に連続ドラマが放送され、その後スペシャルドラマや映画などが続々と制作され、いずれも大ヒットとなっている。 　フジテレビは1990年代、『踊る～』以外にも多くの人気ドラマを生み出しているが、そのなかでも視聴者が「もう一度みたい」と思っている作品は何か？　本誌は独自のアンケート調査を実施。全国のドラマ好きの40代から60代の女性500人に、「もう一度観たい1990年代のフジテレビドラマは？」をきいた。対象としたのは、1990年代のドラマでも、とくに人気が高かった16作品だ。 【第5位】33票『救命病棟24時』1999年　出演・江口洋介、松嶋菜々子ほか 　2013年までにシーズン5までが制作された。第2シーズン（2001年）最終話では最高視聴率25.4％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）を記録。2024年2月には第1シーズンが24年ぶりに地上波で放送され話題を呼んだ。全シーズンでDREAMS COME TRUEが主題歌を担当した。 「放送当時、医療従事者でした。職場の仲間と『こんな先生がいたらいいよね』と話していました」（40代・パート・愛知県） 「医療系のドラマが好きなのですが、とくにこの作品は救急救命という仕事の素晴らしさを教えてくれた思い出の深いドラマです」（60代・パート・高知県） 【第4位】36票『ナースのお仕事』1996年　出演・観月ありさ、松下由樹ほか 　2002年までにシーズン4までが制作された大ヒットドラマ。1992年から30年連続で連ドラ主演というギネス記録を持つ観月にとっての代表作。 「『あさくら～！』『センパ～イ！』という2人のやり取りで何度笑わせてもらったことか。観月ちゃんのドラマはたくさんありますが、やっぱりこれがいちばん」（50代・会社員・岡山県） 「観月さんと松下さんのコンビがめちゃくちゃハマってましたね。自分がナースになったのも、このドラマの影響があったのはたしかです」（50代・医療系・大阪府） 【第3位】53票『踊る大捜査線』1997年　出演・織田裕二、柳葉敏郎ほか 　やはり根強い人気の『踊る～』シリーズ。警察組織のキャリア制度や「ショカツと本庁」などの問題に焦点をあて、その後の刑事ドラマに大きな影響を与えたとされている。 「それまで見ていた刑事ドラマの概念を取り払った、画期的なドラマでした。青島君はじめ登場人物すべてが魅力的」（40代・主婦・茨城県） 「昔の刑事ドラマとは違う視点で、このドラマを通して警察への親近感や信頼感も増した気がします。いまは亡きいかりや長介さんの味のある演技ももう一度みたいです」（50代・無職・東京都） 【第2位】60票『東京ラブストーリー』1991年　出演・鈴木保奈美、織田裕二ほか 『踊る～』に続いて、織田裕二が登場。原作は柴門ふみの漫画。「カンチ、セックスしよ！」のセリフはあまりにも有名。主題歌『ラブ・ストーリーは突然に』（小田和正）も大ヒットした。このドラマが「月9」ブームの火つけ役ともされる。 「鈴木保奈美や織田裕二が同世代ということもあり、当時夢中になってみていました。いまも同じ気持ちでみられるかはわかりませんけど……」（50代・パート・愛媛県） 「不器用でお互い好きと言えないもどかしさ。自分も若かったしハマってました。東京のキラキラした感じにもあこがれました」（60代・派遣社員・北海道） 【第1位】90票『古畑任三郎』1994年　出演・田村正和ほか 　三谷幸喜脚本の大ヒットシリーズ。1999年までに3シーズンの連ドラが放送されたほか、2006年の『ファイナル』まで、多くのスペシャル版が制作された。 「三谷作品のファンということもありますが、これはとくに好きです。毎回ワクワクして、いろんなジャンルのゲストが出演したのも楽しかった。イチローさんが出たのにはびっくり」（60代・パート・北海道） 「田村正和さんがとにかく素敵。西村雅彦さんのキャラも好き。1話完結で飽きさせないところもよかった」（50代・パート・愛知県） 「フジテレビ以外、全部のテレビドラマでもいちばん好きです。犯人が最初からわかってるのに、謎解きのおもしろさ。田村さんがもうみられないのが残念です」（50代・パート・兵庫県） 　主演の田村正和さんは2021年に亡くなっており、残念ながら続編が制作されることはなさそうだ。