児童と住民、初の合同訓練 津波想定、射水・大門小と二口地区
射水市大門小は2日、地域合同の防災訓練を初めて実施した。全校児童約640人と、学校にほど近い二口地区の住民13人が参加し、災害が起こった際の対応や、避難所としての学校の役割を確認した。 地震が発生して津波のおそれがある想定で、参加者は校舎の3階まで歩いて避難した。阿尾昌樹校長が学校の近くには庄川があり、津波が上がってくる可能性もあるとして「命を守るため、真剣に訓練に取り組んでほしい」と呼び掛けた。健康委員会の児童が学校に備蓄されている毛布や汚物処理袋、食料、水などの防災用品を紹介した。市役所防災・資産管理課の大辻貴俊さんが講評した。 参加した二口地区社会福祉協議会長の渡辺國臣さん(80)は「これからも訓練を定期的に行い、もっと多くの地域住民が参加してくれたら良い」と話した。