年金月5万円・72歳ひとりシニア紫苑 東京・京都間が「経由地」を変えただけで割安に!ホテルの選び方に割引切符…私流<シニアひとり節約旅>の楽しみ方
母子家庭で、二人の子どもを育てながらフリーランスで仕事をしてきた72歳のひとりシニア・紫苑さん。そのため年金の額は月に5万円ですが、お金を遣わなくても安心して暮らすための工夫の数々をブログに記すと話題となり、楽しい毎日の様子は新聞やテレビなどでも紹介されるようになりました。その紫苑さんの節約術を日々の暮らしとともに紹介していくのが当連載。今回のテーマは「紫苑流・節約ひとり旅」です。 【写真】わたしが宿泊先のホテルに送った着物一式 * * * * * * * ◆私のひとり旅 ようやく冬らしい寒さになり、温泉などが恋しい季節に。そうなれば、いざ観光といきたいところですが、多くの人が一緒に動くタイミングは何かと高くつきがちです。 節約生活を始めてから、およそ2年のあいだに3回旅行に出かけました。一度は娘一家と行きましたが、京都、富山へはそれぞれ一人で。 どの旅行も節約を心掛けてのものでしたが、案外うまくいったという実感がありましたので、概要をご紹介したいと思います。 シニアの旅行というと旅館や高級ホテルが選ばれそうなものですが、私のひとり旅はどちらも現地の知人と一緒でしたので、宿泊はビジネスホテルを選び、夕食無しのプランにしました。 料金は朝食付きで7千円前後だったと思います。今のビジネスホテルは設備も整い、アメニティも充実していますので、それで十分でした。 予約にはインターネットを使い、「行きたい場所」「最安値」「駅近」といった三条件で検索。それによって、休日前だと二万円前後する料金が、およそ三分の一の値段で宿泊することができました。
◆シニアにこそ駅前ビジネスホテルがおススメ ビジネスホテルの場合、荷物を預かってくれたりもするので、コインロッカーも使いませんでした。駅に着いたらそのまま荷物を預け、あちこち散策したあとにチェックインすればラクラクです。 富山旅行ではホテルをチェックアウトした後、飛騨へ移動するための電車の時間まで一時間近く空いてしまいました。 朝食を食べたばかりだけど、近くの喫茶店でも入って待つしかないか…と思っていたところ、カフェが併設されたホテルのロビーを、無料で使わせていただけました。備え付けの旅の本をめくりながら発車時刻ぎりぎりまでゆったり時間を過ごすなんて、これも駅近ホテルに宿泊したからこそ。 なお旅先では主に着物を着ていましたが、その着物も宅急便を使ってホテルまで送っていて、手元に持つ荷物はなるべく減らした状態で行動しました。 駅近のホテル、普通の旅行はもちろんですが、シニア旅にはこの上ない便利なロケーションと言えそうです。
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