【MotoGP】日本人ライダー2人が表彰台のオーストリアGP Moto3佐々木歩夢&Moto2小椋藍
◇オートバイロードレース世界選手権シリーズMotoGP第10戦オーストリアグランプリ決勝(20日、オーストリア・シュピールベルク/レッドブルリンク) 【動画】佐々木歩夢 オーストリアGPでMoto3決勝2連覇なるか?決着は最終ラップ MotoGP2023年シーズン、日本グランプリまで1ヶ月半を切りました。第10戦オーストリアグランプリが開催されMoto3クラスで日本の佐々木歩夢選手が6戦連続表彰台を、Moto2クラスで小椋選手が今季2度目の表彰台を獲得しました。 ■MotoGPクラス 最高峰クラスも秋、各ライダーの来季のチームが固まる季節ですが昨季王者はどこ吹く風の活躍。最高峰クラスの土曜日のスプリントレースではフランチェスコ・バニャイア選手(イタリア/ドゥカティ)が優勝(スプリントレース今季4勝目)。日曜日の決勝レースもバニャイア選手が制し(決勝レース今季5勝目)、(昨季王者の証し)ゼッケン1にふさわしい活躍をみせました。全20戦のうち10戦を終えて年間ランク2位のホルヘ・マルティン選手とのポイント差を62に広げました。昨季は大逆転でチャンピオンになったバニャイア選手の時代がしばらく続くのでしょうか。なお、中上貴晶選手(日本/ホンダ)は土曜日・日曜日ともポイント獲得はなりませんでした。
■Moto2クラス 中排気量のMoto2クラス決勝では3年目のチェレスティーノ・ビエッティ選手(イタリア/カレックス)が今季初優勝。昨季は年間ランク2位、日本GPを含む3勝をあげた小椋藍選手(日本/カレックス)は、昨季のオーストリアで2勝目をあげていました。フリー走行から好調で2グリッドからスタート。優勝のビエッティには5秒以上離されての3位。それでも今季2度目の表彰台。それでも「後半戦では去年(3勝)よりも勝つことが目標」と静かに闘志を燃やす小椋選手の巻き返しに期待です。日本人ライダーは、前回のイギリスで初の決勝レースに挑み22位だった野左根航汰選手が前回イギリスGPよりも2つポジションを上げ20位フィニッシュ。羽田太河選手はイギリスGPでの骨折のケガで欠場しています。