首相、留学支援拡充を表明 大学の海外展開後押し
【ローリー(米ノースカロライナ州)共同】岸田文雄首相は12日午後(日本時間13日午前)、訪問先のノースカロライナ州で日本人留学生と懇談した。2033年までに海外留学する日本人を50万人に増やす政府目標を説明した上で、物価高を踏まえて奨学金や経済支援策を拡充する方針を表明した。大学の海外展開を後押しする考えも示した。 政府は、成長分野での人材育成を進めるため、米国トップクラスの大学院に留学する日本の理系学生への支援制度を充実させる方針。6月に策定する「骨太方針」で奨学金の特別枠新設を盛り込む。日本の大学による海外拠点の設置を促すため事業を公費で助成する。