“魅惑のシックスパック俳優”が生まれた瞬間 美筋ボディへの覚醒は「スポ男」から【梶原颯(中編)】
――2022年の第40回大会では、1st、2ndステージでの史上最速タイムをW更新しましたね。 「初出場の時は1stステージを10秒残しくらいでクリアして、そんなに速くなかったんですけど。2回目はめちゃくちゃ速くいけたと思います。ただ、別に最速を獲る狙いはなくて、初出場の時に2ndステージでタイムアップしてしまったので、ラスト10秒で流れる警告音も聞きたくないし、タイムアップで終わったら『もっとやれたのに』と後悔が残ると思ったので、不完全燃焼にならないように全力で!という気持ちでした。そういう感じでやっていたら最速タイムが出て、翌年にまわりから『今年も最速!?』みたいに期待してもらえたので、タイムを狙うようになっていきました」 ――そんなSASUKEの魅力とは? 「冒険のような楽しさがありますし、僕からするとSASUKEに出ている選手って、男の中のスーパースターみたいな感覚なんですよね。自分がそういう存在になれていると思うとうれしいですし、大人になってからああいったスポーツ競技に挑むというのはすごく熱くなります」 (後編に続く)
取材・文・写真/森本雄大 写真提供/梶原颯